DIALOGUE+ライブツアー Superday | Longitude | 大阪公演 20230128 メモ
Longitude 大阪公演 20230128
- 8人舞台に揃った、けど体調不良はどうしようもないし難しいなぁ。体調管理しっかりした上で、だろうし。宮原さん前にもあって体質かもしれないのでお大事にしてほしい。
本日開催のDIALOGUE+ Zepp Tour 2023 「Superday |Longitude|」大阪公演ですが、宮原颯希は歌唱なしでの出演とさせていただきます。
— DIALOGUE+公式 @2/22 2ndアルバム発売! (@DIALOGUE_staff) 2023年1月28日
今朝、扁桃炎の症状があり受診をしました。
なお新型コロナウイルス抗原検査は陰性、発熱はございません。
詳細はこちらをご確認くださいhttps://t.co/8uroGVtPDh pic.twitter.com/Ej3j6hK6aU- 数年間CUE!もDIALOGUE +もどちらも皆勤の鷹村村上コンビはすごい(守屋さんはうろ覚え。他の仕事だったかも。
- 声を出せないがために色々となすりつけられるさっぴに申し訳ないがわらってしまった。
- なので謎解きを含むツインセンター曲やらないかと思ってたら走れが来ておや?となりアンコールできっちり回収されてて申し訳ないが笑ってしまった
- 傘なしでの二人の隠し方が無理矢理感あってよかった
- セトリ覚えられない。感想は順不同。
- 順不同覚えてるだけ。インビテーション、夏の花火、あやふわ、花咲く、走れ、おもしり、シュガーロケット、プライベイト、透明できれい、ぼくおろ、ガガピー、デネスピ、シャーベットマーメイド、1000万回、(新曲)。EN かすかでたしか、謎解き、大冒険
- MCそこそこあり。「声優のくせにMCが下手」ww ほら、ダイアローグはボーカルグルーブだからね…
- #衣装はちゃんと着よう が結構広まってて草
- かすかでたしかがあそこでくるかー。緒方祐奈代表曲になりそうな予感
- ぼくおろのダンスゆーな抜きなのがとても残念…
- QandA自己紹介付きイントロいいね。
- 特殊イントロアウトロはライブのご褒美っすよねー。あやふわアウトロ素晴らしかった。ダンスはうーなさんがシメだともっと映えたかも。
- 新曲にはDreamy-Logue曲のモチーフが使われてたように聞こえたけど速すぎて覚えてられないw 背景が好きだよ好きのPVだったからその可能性高いと思うんだけど…
- バスドラムの音がばちーんと腹に当たってくるのはやっぱりいいですなー。
- 衣装はpuzzleで衣装替えは無し。言及あったけど公演ごとみたい。衣装替えの時間もったいないですしねー。
DIALOGUE+ Zepp Tour 2023 「Superday |Longitude|」
— DIALOGUE+公式 @2/22 2ndアルバム発売! (@DIALOGUE_staff) 2023年1月28日
大阪公演、誠にありがとうございました🌸🌼🍀💠🏵🌺❄️💜
8人でのステージ、いかがでしたでしょうか?
やっぱりライブはいいですね…🎤🙌✨
来週はZepp DiverCity🗼#ダイアローグ#ダイアローグゼップツアー#衣装はちゃんと着よう pic.twitter.com/ZG4r7GzUtk - やかんちゃん脚がブワッと上がる振り付けが何個かあって驚いた。
- うーなまなてぃすきあらばちょっかい出す、みたいな曲が何曲かあった。続けてほしい。
- 全員ライブに向けての仕上がり具合が素晴らしかった。節制してトレーニングしてるんでしょうね。
"longitude","latitude"は公式の言及通り軽度と緯度ですが、"longitudinal",'lateral"だとちょっと意味が違うんですよね。"longitudinal"は「前後方向」、"lateral"は「左右方向」の意味があります。人間が正面向いて歩いているとすると、"longitudinal"は顔の向き(進行方向)の軸、"lateral"は両肩でできる軸と思うと簡単。なので、"longitudinal"は「長期的な、長期にわたる変化を扱った」という意味も持つんですよね。過去2回の「ぼくたちの現在地」がユニット楽曲のカタログであったり、歴史のふりかえりだったりするのをきちんと引き継いでるなーというのが、ライブを見終わった後の印象でしたね。その文脈で言うと「はじめてのかくめい」がなかったのは象徴的でしたね。自己紹介曲なわけですが、その地位はインビデーションに完全に譲った格好です。
"lateral"は「左右方向」で、(辞書にはないのですが)「現在時点での広がり」を意味しそうです。こちらもアルバム新曲を引っ提げたセットリストになるであろうライブのタイトルとして秀逸。今からどんな公演になるか楽しみです。
(記憶が確かであれば、本来アルバムの発売はもうちょっと前の予定だったという旨の発言がどこかでありました。Zeppツアーは全て2ndアルバムを引っ提げたセトリの予定だったんでしょうね。色々あってアルバム延期になったけどライブの日程は埋まっていたのをうまいこと演出でリカバー。さすがプロやなーと感心しているところです。)
DIALOGUE+「かすかでたしか」MVが公開されました。
- 緒方さんの高音と歌い方にバッチリな曲(ソロパート)がやっと来た!という印象。ライブでどこまでの歌唱を魅せてくれるのかが今から楽しみです!
- 出やすい声と違う感じを要求されていて、歌うのが辛そうに聞こえるな…という曲がそこそこありましたので…(気のせいだったらすみません。
- アコースティックなオーケストラアレンジ部分だけ先に公開されてましたが、それだけじゃないだろう…と思っていたら中盤からの電子音に驚く展開。
- 後半は複雑になったドラムパターンにボーカルの複数パートが絡み合う。(この曲に限りませんが)声にバリエーションがある8人だからこそ成立する曲を提供してくれるのは本当に嬉しいです。ダイアローグの新曲はいつも展開の驚きで息をするのも忘れるのだけど、今回もやってくれました。まさかサビがミディアムテンポの曲でこうなるとは思わなかった。
- 既存曲との類似だと「透明できれい」ですかね。ただ、歌詞のメッセージはあちらが「僕(たち)とみんな」だし、「僕(たち)」は明らかに舞台に立ち皆を魅了する演者=ダイアローグという趣だったのに対し、新曲はもっとプライベートな関係を描いてますね。
- 既存曲はいずれも勢いよく・自信を持った決意表明!という趣のメッセージが多かった印象ですが、この曲では初めてかすかではかない願いや想いを描いていますね(忘れてる曲があったらすみません)。タイアップ作品との関係もありそうですが(観ていない・読んでいないのでよくわからない)、ユニットとしての表現の幅が広がってきたのを感じます。
- PVの主モチーフは学校。体育館に机、椅子、画材、体育用具やボールが乱雑に積まれているのは「過ぎ去ってしまったが整理されていない思い出」でしょうか。そこに花が咲きますが、思い出は整理されていないまま。というよりも、「思い出を無理して整理しなくてもそこに花は咲くんだよ」ですかね。
- 全員素晴らしく美しいのは大前提として、それでも3:08の宮原さんの凛々しい表情は素晴らしい…
- CUE!もそうでしたしDIALOGUE+を推したくなる1番の理由なんですが、とにかく品が良い。なおかつ高難度・高品質な音楽や映像を提供してくれる。育ちが良くて才能があってさらに努力するメンバーとそれを支える専門家集団。推さない理由が無いじゃないですか。
- ライブ当たるといいなぁ…
THE FIRST SLAM DUNKを観てきました(ネタバレ多数)
著者のスラムダンク履修状況
- 原作読了、アニメ視聴済み
- 原作はかなり前に複数回読んでいたが、展開の詳細は覚えていない。
バスケットボール映画としてこれ以上のものが日本にあるだろうか?(そもそもバスケットボール映画が何本あるのか知らないけど)という出来栄え。特に試合ラスト1分のアレ!バスケマニアの超絶画力漫画家が制作を仕切るとこうなるのか。
- 1990年代週刊アニメではやっぱり無理やったんや…
- ストーリーは山王戦だけど、掘り下げるならそこしか残ってないよねーという場所を掘り下げるシナリオ。たしかに「初めて見る」スラムダンクですわ。
- あーキービジュはそういう意味だったのか。
- だけれども宮城家を辛い境遇にしすぎでは感。好みの問題だけれども、人間の命をかけずに物語としての厚みを持たせてほしかった。
- 新キャラとして出てくる宮城家母の造形・作画がちょっとメインキャラのテンションと違わないですか… 美形にしたくなかったのはわかるんだけどストーリーの肝に入ってしまっていたのでもうちょいなんとかして欲しかった。
- お母様試合観に行くなら最初っから行ってあげて…
- そういえばスラムダンクって90年代ヤンキー漫画をちょこっと引きずってたんだったわーと思い出す。ワシはあのヤンキー要素嫌いだったんすよね…
- 試合の状況説明が最低限(以下)に抑えられていて、「事前情報番組で選手の背景を知った状態で現地で見るバスケの試合」といった趣である。
- 解説役のキャラを作ってそれに状況説明を喋らせるのが週刊漫画やアニメの常套手段(特にアニメでは尺を埋めるために説明役の台詞が重宝される)だけど、本作は映像を見せる方を選択。劇場アニメだからそっちが正解ですよねー。
- 原作を読んだのが随分前で記憶が曖昧だったけどそれがかえってよかった。アレが無いコレが無いとは思わなかったからなー。
- 週刊漫画のヒキと比べると試合中それぞれのプレイのエピソードの印象が薄めなんだけど、実際の試合を観ているとこんな感じですよね、という感想。試合はすぐ再開されるし、そこまで前のプレイを引きずってられない。
- あとコレは原作準拠なのでしょうがないですが、PnRじゃなくてローポストが攻撃の基本ぽかったり、リバウンドが重視されてるのが1990年代だなぁと。NBAインスパイアな作品でしたが、今では花道は成立せんよなぁ。
- キャスト変更については、既に25年以上経っているのでむしろ当然かと。特に違和感は感じませんでした。
- バスケに詳しくなくても楽しめる、知ってるバスケのカテゴリ(nba, 高校バスケ…)が違えばその視点で楽しめる作品でした。
CUE!ふりかえり:Moon編(その2 キャスト後編)
キャラクター/キャスト/楽曲などを振り返ろうかと思います。いつまで熱意が続いていつ完成するかはわかりません。
前回はこちら。
宇津木聡里/小峯愛未
- なんとなく黒髪(聡里は紺色っぽいですが)ロングヘアキャラをチェックする傾向があるので、最初のガチャは聡里が出るまで回し直してた。
- どうでもいいですが名前の漢字どちらも読みが「さと」ですね。
- 序盤予想以上に辛辣なキャラだったのに面食らう。
- 親密度のアイテムを突っ込む対象を変えたもんなーw
- ツッコミ担当として優秀。基本まともな方向に物語を修正する役割でしたが、それが定着した後に逆転する話もあり(RL Vol.9)。徐々に刺々しさも減ってきて、ストーリー上の成長を感じられるキャラでもありました。
- 丸くなったアプリ後半とトゲトゲのアニメ前半のギャップに驚いた、ということをアフタートークで言ってた(はず)。
- 設定マニアの文学少女で声優志望、おまけに母親が有名声優という濃いめの設定。Moonは全員濃い味でしたね…
- 設定を活かした「親の七光りを良しとしない」エピソードがきちんと入っていました。というか、これを書きたいからこの設定のキャラを作ったんだと思う。
- 特殊な業界なので幼少期の環境が影響大きそうですよね。実際親子2代声優も増えつつありますし。
- 小峯さんはユニット活動していることもあり、歌唱のパフォーマンスが最初から安定してました。小道具のメガネで初心者にも区別がやさしかったのもいい思い出です。
- 2番手(稗田ー宮原ー松田ー小峯)の歌唱ラインの安定火力はすごかった。
- どのイベントでも基本飄々とした終わりの挨拶で、感情外に出にくい人なのかなーと思ったら4thでは泣いてました。「卒業式だけ泣く女」(4thアフタートークで似たようなこと言ってたはず)
丸山利恵/立花日菜
- CUE!で陽菜が表主人公だとしたら利恵が裏主人公でしょう(個人の見解です)
- 最初はよくある(他コンテンツにもよくいる)ゴスロリ厨二病キャラかと思いきや、ストーリーを読んでいくと、あれ、真面目ないい子じゃないですか…となる。ある程度長くアプリを触っていないと良さがわからなかったと思う。
- それじゃ何であんな奇抜な格好しているんだ?となるんですが、一つの解釈は「単に好きだから」。もう一つの解釈は、利恵はいつもエリスの「ふり」をしていて、そのための制服であると言うもの。これは声優として他人を演技することの何らかの表現だと理解。そしてRL Vol.9ではどうやらそのエリスは利恵の中にいる多重人格ではないのか?という解釈が出てきて…ということは前に書きました。
- いや本当にあのRLの立花さん出色の演技だったので、円盤として残しておくべきですよ公式さん!
- 陽菜が「演技に対する純粋な願望」を担当していたのに対し、理恵は「演じることの多層性」をメタな視点も交えて表現するキャラクターだったと解釈しています。外に何かを被るのか、内側に宿らせてそれを表出させるのか。それともその両方なのか。
- 立花さんはステージングの研究が(他のキャストもすごいですが)頭抜けてましたね。映像化されたライブを見るとどのタイミングで抜かれてても表情仕草が素晴らしい。時折見せるウインクの破壊力も抜群。見せ方の理解と解像度がすごい。
- 特にReach for the World!の「不安になることは 悪いことじゃない」で指でクローバー描くところがめちゃ好きなんですけど賛同者いてほしい。
- RLやライブ中の掛け合いでは利恵とエリスを行き来する表情も素晴らしかった。
- YouTubeで公開されてたRL vol.1の舞台途中で泣いていた姿から、4thでのステージングへの成長は目を見張るものがありました。
- RL vol.1では役と脚本を自分の境遇に重ねてしまったようで、それもCUE!の魅力でしたね。ただ、このことへの本人の評価は外からはわかりませんが(役者としては役に入り込みすぎで本番泣いてはいけないところで泣いてしまう、と言うのはよろしくないとは想像できます)
- 演技とパフォーマンスにストイックな姿を見た後、ひまなっつで村上さん相手に気を許している姿を見るとほっこりするw
- 自我が弱く目的意識が低くて群れてる人に対して嫌悪感を隠さないところも個人的にむっちゃ好感度高いですww
- 複数の人気コンテンツで役を得るなど、同世代では売れっ子に入るようになりましたが、4thの後でインスタにクソ長メッセージを書いてくれたのはマネージャーとしてはとても嬉しかったです。チョロいファンなので。
CUE!ふりかえり:Moon編(その1 キャスト前編)
キャラクター/キャスト/楽曲などを振り返ろうかと思います。いつまで熱意が続いていつ完成するかはわかりません。まずはMoonから。キャラクター、キャストごとに分量が違うのはご容赦を。
遠見鳴/土屋李央
- 利恵の理解者で魂の片割れ的な描写もあった気がする(RLVol.9)。主体性が弱いように見えて芯(自我)は強く、PCに強い上に声優としての能力も高くて仕事はきっちりこなしてしまうというチート系キャラ。利恵とペアでCUE!のスピリチュアル部門担当でした。
- 声優は特殊な職業ではありますが、特殊な職業(声優以外を含む)ではあっても、「流されているうちに何故かうまくできてしまったので生業になってしまった」というのはそこそこあって、そういう側面を描くためのキャラでもありました。16人もいて全員が必死すぎるのも息苦しくない?って感じですよね。
- ライブでは寸劇中の土屋さんの表情が良くて、特に2nd Party, Radio is a Friend!の前の寸劇でカウントダウンした時の空気読めなさとか最高でした。4th Partyでは鳴が凛音に押され気味(「見えてるから…」)の場面もツボでした。インク代もらってても写真屋の印刷の方がいい気がするんですがどうですか。
- 土屋さんは他コンテンツの人気キャラを担当していたりと仕事が増えていると思うんですが、機会があるごとにCUE!は最初にもらった役だから…のような言及をしてくれたのが嬉しかったです。ちょろいマネージャーですから。
- ものすごいどうでも良いことなんですが、仕事でよく使うフォントに「メイリオ」があるので一生忘れないと思います。
明神凛音/佐藤舞
- Moonは太陽の光を受けて輝くのでその光源のようなポジション。アニメではかなり遅れて合流するという、前半での複数回通した見どころ担当でした。
- 子供好きで明るい性格でポジティブ発散担当でしたが、そこからのカレイドスコープはキャラの浸透をうまく使ったタイミングとシナリオだったと思います。(これはあと3回言うこと
- アプリでは基本能天気なアホの子系の表情をしているんですが、特定のカードの表情が劇的に色っぽいギャップがすごかった。アニメではそう言ったシーンはなかったですが。
- 佐藤さんはRL vol.9を見た時の生気の発散具合がすごかった。体小さいのに生命力の塊!という感じ。
CUE!というコンテンツに私が感じていたことのまとめ
皆様ご存じの通り、CUE!が区切りを迎えました。ライブ感想のポストはこちら。
私はアプリ公開半年後くらいから追いかけていました(ナナシス→飯塚さん→DIALOGUE+→CUE!の順番)。この機会に自分がCUE!というコンテンツ(アプリ、アニメ)に感じていたことと私的な分析をまとめておきます。
注:分析しちゃってるんでネガティブな内容も入っていますが、それを考える機会をくれたことも含めて個人の経験の中で最高のコンテンツ体験だったと思っております。
コンテンツを取り巻いていた環境
- コンテンツ展開序盤(2020年春)で新型コロナが流行してしまい、
想定していたボリュームの潜在的な顧客にリーチできなかったのが 質・量共に影響が大きかったんだろうなぁ、 という想像ですがどうなんでしょう。 - 後述するように、類似他コンテンツの既存展開や、
本作のビジュアルから連想しそうな内容と実像がずれていたのを感じま した。それは意図的なずらしでありかつ魅力でもありました。 私は本作にしばらくついていった先で「 はーこういうことだったのかー!」と、 シナリオや全体の意図がわかって徐々にはまっていく… という体験ができました。正直嬉しい驚きでしたね。 序盤で関心を持つ人が増えていたら熱心なファンが増えるなど、 もうちょい違う展開になっていたのかもな… と妄想してしまいます。 - あの絵柄で「カレイドスコープ」のガチ展開&楽曲が来るとは思ってませんでしたよ…私だけでしょうか…
アプリ/コンテンツの売り
- アプリのゲーム性:カードの組み合わせを見つければ他にあまりやることがなく、
ゲーム性ややり込み要素は弱め。「何かが上手になった」という体験には乏しかった。 私は隙間時間で放置できるのがありがたかったんですが、 楽しい遊びが提供されていたかと言うと、うーん。 - アプリでユーザーをコンテンツの何と接触させたかったのか?:アプリを遊んでいても楽曲に触れる機会が少なかったですね。
- 「声優の演技のバリエーション」はどの程度需要があったのか?
制作コストに見合っていたのか?:アプリは音ゲーではなく、「声優の演技のバリエーション」 を楽しむことが最大の特徴で、私もボチボチ楽しむことができました。新しい体験であったことには間違いないです。 - ただ、
数分程度のショートアニメの演技で明確に違いがわかる場合って限 られないですかね?少なくとも自分はそうでした(耳が悪いのかも…)。 声や元のキャラに特徴があるメンバー(志穂、悠希、絢、 鳴あたり)はほーなるほどーと思えるんですが、それ以外だと「 声がちょっと違うなぁ…」 という程度にしかわからなかったのも事実。 - 「リアル声優が演じている声優キャラ」までは把握できても、「
リアル声優が演じている声優キャラが演じているショートアニメの キャラ」まではなかなか把握できませんでしたね… - 通常声優は「一番得意な演技」
に近いキャラを担当して視聴者もそれを見るわけですが、「 そう得意では無いバリエーション」 を聞けたのは興味深かったです。 ただメインストリームな楽しみ方では無いという印象ですね。 - デビューできて大型コンテンツに抜擢されるレベルであれば、
一定の基礎的スキルは揃ってるものなんだなー、 ということに感心してしまいました。 そこから差をつける要素はなんだろう? といったところまで感じさせる… というのはちょっと穿ちすぎる解釈でしょうか。 - RL.vol.5の感想でも似たようなことを書きました。
- あと、
シナリオがわかっているショートアニメを何度も繰り返して見るの は正直しんどかったです。「 同じ脚本を違う役者が演じる違いを楽しむ」って遊びは、 楽しむ側の準備も大変だと思うんですよね。私の演劇・ドラマ・アニメの楽しみ方としては「知らない脚本の話の流れを楽しむ」が土台にあり、その解像度を上げるために演者の演技がある、というものです。
- ただ、
- 音楽は繰り返しに耐えるよう発展してきた形式ですが、演技(
特に声のみ)はそうなってはいない。でも演技を繰り返しユーザーに見せることを核として選択した(してしまった)、 というのはアプリとしてのCUE!の弱点でした(すいません。断言してしまいます)。
- アニメと楽曲の製作コストを知らないんですが、たぶん同じ時間ならアニメのほうがお値段高いですよね。お値段高くて繰り返しに耐えづらいのであれば…
キャラ造形/設定/脚本など
- アプリのストーリーは質量共に十分以上。軽妙なもの、日常寄りのものから、本コンテンツのコアである「声優を職業とすること」に対する真剣なものまで、これを基本無料のアプリで読んでいいのだろうか…と思いながら読んでいました。多くはないですが課金しましたよ。
- アプリ終了で読み返せなくなったのがとても残念&もったいなかったですね。リーディングライブ前後でどれだけ読み返したくなったことか。
- 16人ものキャラを登場させた強みとして(人間は多面的なので実際はそうではないのですが)、物語のキャラクターとしてステレオタイプ的な位置づけによりわかりやすくできていました。ステレオタイプが受け入れられてからの変化は成長や意外性として物語を動かすことができます。
- キャラの年齢層:マンガアニメは基本的に登場人物の年齢を低くするものですが、
もうちょい年齢高くても良いのでは? と思ってしまうのは私がオッサンだからなのでしょう。 みんなあの年齢でしっかりしすぎなくらいですよね。 - 全員新人であることからのシナリオ上の制約:同じスタートラインに立たせる必要性から16人全員全くの新人声優とし
て設定されましたが、 そうすると年齢やキャリアの上下関係の物語が入らないんですよね 。この制約は作劇上厳しかったように見えました。 アニメでは流石に先輩声優たちが描かれましたが、それが無いアプリはシナリオの手詰まり感がちょっと見えてしまっていました。 - 悪役不在の世界:私は物語であっても明確な悪意の描写が得意ではないので、
悪役不在の本作品は好みと合ってました。ただ日常系では無く、 プロの声優としての道のりの厳しさを描く、となると、 結果が出ないのは本人の才能と努力が足りないか、 運が悪いかというある意味救いのない結論になってしまいます。こっちのほうが現実に近いし、より辛い。明確な悪意(意地の悪い同業者など)に妨げられてる方が物語としては救いがあるんですよね 。かわいい女の子たちの癒しライフ、みたいなのを想像しているのに現実からでっかいカウンターパンチを食らう展開は、自分は好みでしたが。 - 彼女たちは十分以上に成功者なのでは?:アプリ内作品をあれだけ本当に担当できていたのであれば、
声優としての仕事が少ない… といった描写と食い違いを感じていました。ミニアニメも「 オーディションでの演技」にとどめておいて、 いくつかの作品については実際担当できたのかをシナリオ内でぼか してた方がそれ以外との描写とつながりが良かったように感じてい ます。 - アニメではこの辺りがやや解消されていました。
- 見た目の造形/性的な要素が控えめ:肌の露出が少ないのは世界観にピッタリですし、自分の好みには合っていました
が、 顧客のボリュームゾーンが想像していた範囲と合っていたかはよくわか りません。 付随していわゆる百合的な描写が控えめなのもありがたかったです 。 プレイヤーキャラであるマネージャーの性別もわからないようにし ていたのもポイント高かったです。 でもそれが主に男性向けコンテンツの商業的判断としてどうだった か、というのは別問題なんですよね。
- 水着が出たときは「テコ入れか!」とマジでビビった(笑
- プロの卵としての生活の延長線上にある日常の描写/
声優として生きていく決断とそれに付随する苦悩、 は広く顧客に届くテーマだったのか?:本作は広く捉えると職業モノでしたが、 あの造形のキャラデザでリアルでは新人声優が歌って踊るコンテンツが職業モノ として受け入れられる状況だったろうか? というのがよくわかっていません。
アニメとアプリの関係
- 「新人声優の悩みや葛藤」というかなりニッチな題材で、しかも16人も同期の声優キャラを出してしまうという前提がありつつ、さらにアプリとアニメで異なる世界線を引かざるを得ないのはつらいなぁ、と思いながらアニメを見ていました。
- アプリが止まっているとはいえ、アプリのままのストーリーを再構成しては古参ファンには退屈だからなぁ。
- アニメの各話感想で書いたか覚えてないので重複するかもしれませんが、アフレコ収録スタジオ内で展開する物語は画面としてどうしても地味になってしまいました。そこでキャラにも映像で演技してほしいところでしたが、キャラデザおよび作画はそっちの方向を選べていませんでした。その分キャストの演技の比重が大きかったといえるかもしれませんが。
キャスト/楽曲/ライブ/多メディア展開
- ライブ演出は声優アイドルライブではなく演劇の文法でしたが、
それはキャラクタービジュアルや声優ユニットという周辺情報からは伝わりにくかったんじゃないのかな?と想像してます。1st Partyの配信でキャスト名を最後まで言わず、 徹頭徹尾キャラクターとして演技と歌唱してくれたのを見て「 おぉーーこのコンテンツいいぞーー」となった自分としては、ライブ配信まで追いかけて映像を見て初めてそこに気づけたわけで、やっぱり初動で知ってもらう機会を失ってしまったのはもったいなかったなぁ。 - ライブでの16人のフォーメーションはこれマジで?!という超絶ハイクオリティを1stライブから見せつけていました。が、これも見ないと実感できないんですよねぇ…
- 楽曲は歌詞・曲ともに整った品の良さが心地よいものばかりでした。激しさ、かわいらしさ、切なさなどすべてが「上品」で、なおかつキャストの皆さんもその作品観を逸脱しない程度に楽しく明るくプロ声優として活動してくれていたので安心して作品を楽しむことができました。
- 衣装もぜーんぶよかったんだよなぁ。PV内も含めて。
- 「才能があり努力家でもある育ちのよさそうな若者を応援する」って言ってしまうとちょっと変な感じですが、そんな感じの方面でも最高クラスのチームだったと思います。
- 超CUE&A!はたまにしか見てませんでした。すいません!自分の生活リズム上放送時間帯を空けにくく、4時間以上/週と量も多かったため、予定が空けられたりゲスト会だったりを断片的に見ていただけです。それでもキャストのうち4人の人となりが分かったのはうれしかったですね。
- 筆者はログっ子なので、花鳥の8人は結構見ていて、あとひまなっつもできるだけ見ていて…となると残り数人くらいですかね。
- YouTubeのCUE! Roomはもうちょっと回数増やしてほしかったかなぁ。アプリの調子が良くなかったからしょうがないか…
- アプリ止まってからアニメまで、莉子の酷使でつながざるを得なかったのはマネージャーとして見ていて本当につらかった…
まとめ
ごちゃごちゃ書いてきましたが、アプリ・アニメ・イベントを通して「お色気百合恋愛悪役ほぼ無し、
楽曲編、キャスト編を書きたい欲求はありますが時間と熱量との相談です。アーカイブ見たいし!
余談の想像
- これは完全に想像なんですが、野島プロデューサーが関わっていた「少女歌劇レヴュースタァライト」でも「役者として生きていくことの決断」「役者という職業の苛烈さ」みたいなテーマがありましたよね?何か影響関係あるんでしょうか。(というのは古参であれば周知の事実なのかもしれませんが…)
- あちらは劇場版のみ体験済みです。劇場版に野島さんが関与されているかは存じ上げません。
CUE! 4th party “Forever Friends”を観てきました。
- 現地鑑賞できました。伊達にbd完走してないぜ!
- アーカイブとアフタートーク未視聴、セトリのみ確認しながら書いています。シナリオ順などは記憶違いがあり得ます。
- 座席はかなり運良く1階20列台ほぼ中央。2nd3rdRL(近所ではD+も(苦笑))通してかなり後方引かされたけど今回で帳消し!w
- 後方や上階はフォーメーションがきれいでそれはそれで満足なのだけど、やっぱり一度は近くで見たいじゃないですか…パシフィコは大きな会場だったので前方よかったです。
- 7月の終了告知から3本のリーディングライブと約4ヶ月の時間を経て、見る側としての気持ちの区切りと見る姿勢(ここから長々と書きます)を準備できて臨めたように思います。
- 普段はセトリ予測しないんですが、今回は終盤に来るべき曲(カレイドスコープ、Road to Forever、Forever Friends、ゆめだより、ミライキャンバス)が数曲明確だったのでそこまでをどうするのかなー、という予想。
- あと最後の衣装はFFであることも明確だったので、それもどう繋ぐのかなーというのも楽しみ。私服衣装はなさそうかなー。メンバーカラー無いとわかりにくいですし。
- 控えめなキャストキャラ紹介(文字のみ)と、陽菜を中心とした寸劇からスタート。
- 今日ここに来るほどのお客ならその程度は予習済みでしょ?という無言のメッセージを感じました。
- 悠希のカレーは前のライブのネタで、今回も何か特別なイベントの前日譚なのかな?と予想させて途中で裏切る脚本。カレーにお稲荷さんはアプリアニメ両方拾っていて、こういう繋げ方は嬉しいですね。
- ライブは「はじまり」からスタートして、ナンバリングシングル3曲でつづけて「スタートライン」にたどり着く序盤。
- 衣装は3rdライブ衣装だったので、これはスタートライン→FFなのかな?(結果的に正解)
- お、チームの寸劇あるんだ?という驚き。衣装替えの時間かと思いきや寸劇は明らかにRadio is a friendに行こうとしているので若干混乱する。
- CUTE CUTE CUTEで、これ全員曲削る気無いのか…夜1公演だったのはそのためか…と3時間コースを覚悟する。
- ドリアピ!One more step!そうか、今日はそういう日なのか!
- シナリオのタイミングと順序を完全に忘れてるんですが、やはりテーマは「日常」と「未来(進路というとちょっとやぼったくなる)」。AiRBLUEのコチラの世界でのプロジェクトは終わるけど、彼女たち16人はコチラの都合と関係なく明日もそこで生き続けるよ…。最終回のテーマとしては真っ当すぎるくらいストレートで、その直球を豪速球で投げ込んできてくれたのがとてもうれしかったです。
- 時間がきっちりすすんでいる(RL5th Wind & Moon後の)世界線でした。関連して「マネージャー」の呼び方が復活していて、どちらかと言うとアプリの世界線に戻ってましたね。
- 「新人声優の葛藤と苦闘」というネタが限定される状況で世界線を2本引かざるを得なかったのはコンテンツ展開として辛そうに見えてました。
- 寮から出て行く日が来るのか…顔出しの仕事とアルバイトのリスク…年下からの突き上げを喜ぶべきか恐るべきか…着実に3年間でシナリオを進めてきた故の展開です。コンテンツを延命させたいのであれば終わりなき青春を描けば良いのでしょうけど、それをしないところがCUE!の魅力でしたね。
- 同時にキャストもCUE!以外の実績があったり、CUE!を足がかりにしたりとこの3年で完全な新人から羽ばたこうとしている時期。TwitterやInstagramを見ていても、皆さん確実に仕事が増えています。新人声優の葛藤と苦闘を新人声優に演じさせ、虚実入り混じる展開を主テーマに据えてきたコンテンツとして、このタイミングで区切りをつけるのは必然的であったようにも思えます(この辺がこの4ヶ月間で個人的に気持ちの区切りをつけたところ)。
- 特に飯塚さんは翌日ナナシスアニバーサリーでしたからね。気持ちの整理がつくのだろうか?と素人は心配になってしまうのですが、それを乗り越えるのが役者という職業なのでしょう。
-
「6+7+8th Anniversary Live Along the way」
— 飯塚麻結 (@iizuka_mayu) 2022年11月20日
Day2ありがとうございました!
久しぶりに支配人さん達の姿が見られて、一緒にライブを楽しめて、レナも嬉しかったと思います!
最高の時間をありがとう✨
12月もよろしくお願いします💐
Le☆S☆Ca 荒木レナ
飯塚麻結#t7s #ナナシス #Alongtheway https://t.co/nToS5RfhJH pic.twitter.com/ebYNxJJ4rd
- ひょっとしたらコロナが無くアプリ展開も予想通りの規模で広がり、アニサマをきっかけに大きく羽ばたいていた…というもしもを想像しますが、それであってもTVアニメの質が上がる、ストーリー展開がちょっとゆっくりになる、イベントがもう数回増える、程度だったのかもなぁと想像してます。野島さんを含むプロデュース側の皆様がどういう未来予想図を描いていたのでしょうか。公にされることはないとは思いますが。
- 同時にキャストもCUE!以外の実績があったり、CUE!を足がかりにしたりとこの3年で完全な新人から羽ばたこうとしている時期。TwitterやInstagramを見ていても、皆さん確実に仕事が増えています。新人声優の葛藤と苦闘を新人声優に演じさせ、虚実入り混じる展開を主テーマに据えてきたコンテンツとして、このタイミングで区切りをつけるのは必然的であったようにも思えます(この辺がこの4ヶ月間で個人的に気持ちの区切りをつけたところ)。
- ただ、これだけいいチームワークで飛び抜けたパフォーマンスを出せるグループが活動を辞めてしまうのは正直残念ではあります…
- ライブ感想に戻ります。寸劇では自然と笑いが溢れるような切れ味のあるボケツッコミが真剣なシナリオ内で繰り広げられるなど、長くは無いながらも「声優が声優を演じる舞台」としての魅力を最大限に見せてくれました。
- 細かいところですが、聡里がまほろに「珍しく意見が合いますね?」と言ったくだりは、普段二人がちょっと反りが合わない感じなのが短時間でわかる脚本で面白かったです。こういう相性の良くなさを明確にした描写って、これまでどれくらいありましたっけ(忘れがちなので自信がないw)?
- チーム内の関係は頻繁に描かれてましたけど聡里とまほろはチーム跨いでる二人ですし。相性なのでどっちが良いとか悪いではなく、プロを目指す若者が16人もそろえば、無理に近づけると軋轢を起こしそうな組み合わせは無い方がおかしいわけで。聡里とまほろは寮生活で人付き合いの距離感をうまく身に付けたのかなー、それも成長ですよねー、と想像してました。
- 正直中盤はシナリオのテーマをリアルタイムに消化するのと舞台上16人のパフォーマンスを追いかけるのに必死であまり覚えていません。毎回思うが全然目と脳が足りない!ただ、こういうのもライブの醍醐味なので、曲ごとにテーマの強弱も取り揃えられていたのもCUE!の強みでしたね。16人舞台上でフォーメーション移動しながらの曲が3年間で20曲って熱量高すぎでしょう…
- そしてカレイドスコープから圧巻の終盤。「10年後の君は今何をしてるの?」のメッセージとアプリシナリオが強烈すぎて、これまでのライブではいかにこの曲にエモを集中させるか?という趣もあった曲でした。が、今回は強力セットアッパーとして登場。この曲を世に出しただけでもコンテンツ成功と思えるんですが、今回はこれだけじゃないんですよね…
- Road to Foreverは披露された時最終回を連想させて界隈がざわつきました。結果的にそうなってしまいましたが、過去全曲のモチーフを全て散りばめてハイテンポで駆け抜けるステージは圧巻でした。カレイドスコープのエモから「どうしてしんみりしてるの?」は作った時にこのセトリを作ろうとしていたに違いない。この曲の披露が1回しかないのは勿体なさすぎる…
- そうきたらRoadの行き先であるForever Friendsでしょうねぇ。最も披露の回数が多い曲で、ミニライブでの様子がYouTubeで公開されています。この時2回歌ったんですよね。私はミニライブ時はCUE!を知らなかったのでこの動画しか知りませんが、4thまでの会場規模もキャストの成長も凄まじかった。特にリーダースのソロパートは、「キャリアもこれからですよね!」というレベルから美しく安定したものに。「新人」をどこまでと定義するかは諸見解あると思うのですが、一歩は抜け出した姿を見せてくれたのは区切りにふさわしかったと思います。
- ゆめだよりは3rdで披露されず満を辞して泣かせ曲として登場。内山さんソロパートは万感の思いが思わず溢れ出てしまったようでした。
- そして未来を描くミライキャンバスで本編完結!とここまで書いていてのじPの裏話ツイートに気づく。ああーそういうことねーー!
- キャスト名すら名乗りがないのはシナリオ上その必要が無い日常を描いていた、というのはさすが徹底していましたね。演劇の文法だったと思います(普通演劇で役者が役名と芸名を名乗る機会は無い)。あくまでもキャストは演者であり、舞台に現れているのはキャラクターである、という姿勢を貫いてくれたのはこのコンテンツを追いかけていて良かったなぁとしみじみ思う瞬間でした。コンテンツは中断されますが、舞台上ではキャラクターの日常と声優としての決意を前向きに描くことでさわやかな終幕となりました。
- 舞台は演者の感想を入れる器ではない、ということなんでしょうね。普通のミュージカルや演劇でそれをされてしまっては興醒めです。そうではない文化である声優アイドルユニットコンテンツの現状にカウンターを当てていた…と思うのは考えすぎでしょうか。
- ただ、「声優がアイドルになっている」という批判に対しては「新人声優がアイドル声優活動をすることになった新人声優を演じている」ことを徹底することで回避していた、と解釈しています。
- ただこの辺は長所短所あったと思うので、自分が感じたCUE!特徴についてまとめて書きたい欲求があります。活動終了時点でも思っていましたがその時点で書いてしまうと後出しジャンケンになってしまうような気がして。きちんと区切りがついた後でもどう感じているのか、を書くまで熱量が残るのか、本業が暇なのかどうか…
- ライブに戻ります。ミライキャンバスできれいに閉じたよな…アンコールって?と思っていたらまさかのLUNΛ ω rabbits!アニメから入ってくれたお客さんにも優しい!それにFlowerのRLが中止になった影響もありましたかね?あそこで披露する予定だったのでしょうか。
- そして大トリFF!ミニライブと同様2回歌ってくれました。本編終わってたのでここはキャストが歌ってくれてたのでしょうか。"Friends"は本編ではキャラ間を、アンコールでは観客に向けていてくれた、と感じています。ここでは演者の自由な動きが見れて嬉しかったです。そしてリボンも拾えて良かったーw
- とにかくこのライブを32人欠けることなく完走してくれたこと、特にプレッシャーのかかる主演を続けてくれた内山さんに感謝ですね。
- CUE!までの経歴(声優アイドルユニットとしてデビューするも自然消滅)を見たり、CUE!が決まった時に事務所に呼び出された時に「終わった。私、解雇だ」と覚悟した、というエピソードがあまりにも強烈でした。そんな内山さんが座長を務めるコンテンツが綺麗な区切りを迎えられた。
-
- トレーニングの後今ではこれだけのパフォーマンスができていても、何人もが「受かっていなかったら声優を辞めていた」と語っている(パンフでは宮原さん、鶴野さん)のが声優業界の苛烈さを表していますね。
-
立花さんが陽菜を受けたけど受からずに…というエピソード(アニメ直前動画での発言)もありましたが、内山さんが再挑戦となることなど、これまでの経歴も含めて「陽菜役」だったのかな…と想像しています。ちょっと言い方が難しいのですが、技巧的なタイプではこのコンテンツの主役である「六石陽菜」にはなれなかったのではないかな?というのをずっと思っていました。あと熱意やエモさは確実に持っているけれども、それがすぐには外に見えにくいのも「陽菜」だったと思っています。
- ちょっと何を書いていて何を書いていないのかがわからなくなってしまいました。一旦ライブの初期衝動的感想としては区切り、アーカイブとキャストアフタートークを観たいと思います。
とんでもなく良いコンテンツと出会えました。サンCUE!