「あの日」からの32人の足跡を:DIALOGUE+ LIVE 2024 "LIFE is EASY?"に参加しました。

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DIALOGUE+ LIVE 2024 "LIFE is EASY?"に参加しました。

DIALOGUE+がついにパシフィコ横浜にたどり着いた。座席数5000を超える演劇・音楽用ホールは、日本国内に数えるしか無い(アリーナやドーム球場は主目的が異なる)。

会場が決定した時点ですでに、東京国際フォーラム(こちらも座席数5000を超える数少ないホールである)の空のホールに向かって、舞台から泣きながらに決意を叫んだあの映像を思い浮かべてしまう。

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「DIALOGUE+が」と書き、「彼女たちが」と書かなかったのはもちろん、「あの日」があるから。2022年11月19日。

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彼女たちを含む32人が紡いできた物語が、一旦区切りをつけたあの日。「また、明日」という言葉を残して。

 

今回のDIALOGUE+のライブは、32人の物語が「また、明日」を地道に積み重ねながら、確実に今日につながっていることを証明したものだったように思う。AiRBLUEの16人とその演者は一旦袂を分ち、Flower/Birdの8人は引き続きDIALOGUE+として、Wind, Moonはそれぞれの個性を活かした活躍の場を広げている。CUE!というコンテンツの集大成となった場所で、演者として舞台に立った彼女たちが、彼女たち自身のユニットでこの大きな舞台に戻って来れたことには賛辞を送るしか無い。AiRBLUEもVogelのプロジェクトが終わった後、どんな活動をしているのだろうか…という想像は尽きない。

 

という前置きはこの程度として、セットリストはこちら。

さすがにメモリアル的なライブだからナンバリングシングル全部やるでしょ?と思ったらまさかのやりませんでしたー!

あと、Longitude/LatitudeツアーではMCやバラエティっぽいコーナーもあったのでそっちの可能性もちょっとだけよぎりましたが、やっぱりMCほぼ無し、ライブならではの繋ぎや編曲で音楽体験の密度が過去一番濃厚になってました。さすが天才田淵P。

これまでのライブでそれなりにあった完全無音の時間を極力無くしていたのがすごかった。バンドのソロ(特にドラム)がかなり好きな自分としては、鈴木さんの活躍が大量に見れて良かったです!

そしてセトリと演出。オープニングのジングルがダイアローグワンツアーなのは古参を釣りにかかってましたね。最初のブロックは1stアルバムから多めの選曲。傘のマークで「マジ?」と思い、I my me mindの歌詞テロップで「走れ!君と曖昧な光の中で」のセルフオマージュとくるあたり、今回のライブはやっぱり「僕たちの現在地2024」という位置付けだったんでしょう。

 

個別の曲の演出については記憶が混沌としているので思い出せないのですが(あの鶴野有紗さんもこう言っている)、

 

中盤の山場はビデオ映像からの「かすかでたしか」「好きだよ、好き」でしょう。ここまではダンスフォーメーションでも魅せてきた彼女たちですが、ここでは一転歌唱力で押してきます。「好きだよ、好き」は(前述の通り)(東京国際フォーラムとは会場が違うものの)この規模の会場へと辿り着いた彼女たちが、結成当初から掲げてきた目標を一つ通過したことを高らかに宣言した瞬間でした。ライブのメッセージとしてはここがメインだと受け取っています。

 

終盤はデビューシングルとそのカップリング、そして最高傑作と最大ヒットの4曲でDIALOGUE+というユニットの現時点での最高到達点を見せつけてくれました(毎回インビテーションの"It's my CUE!"でちょっとしんみりしてしまう。あの曲調なのに)。

MCは最後の「おもいでしりとり」の直前、村上さんのみ。彼女は本当に聡明なのに加えて、飾らず等身大の自分の気持ちをまっすぐに伝えられるのが素晴らしい。(彼女自身は謙遜してましたが、いやあなた地上波アニメの主演経験者ですやん…と思ったのが正直なところ)

 

「私たちに出会ってくれてありがとう」

芸事を生業とするからには一般的な感覚の言葉なのかもしれないけど、CUE!でも同様のセリフが重要なキーとなっていた(はず。あえて調べない)。僕自身もこのユニットの活動初期に出会えたことを感謝している。

 

新曲「イージー?ハード?しかして進めっ!」はアンコールに。ここまで完璧なステージングをしていたのにも関わらず、内山さんがなんだか雑でゆるゆるな雰囲気にしてしまったのはご愛嬌(あれも計算だったらすばらしい!)。かくして21曲を120分でやり切る「DIALOGUE+の現在地」は過去最高と言って良い完成度と熱狂で幕を閉じました。2021年のダイアローグワンツアーは18曲100分、そこそこな長さの無音区間があったので、そこからメンバー、バンド、演出含めた改善がすごいですね。

 

細かいところ。

  • 衣装は前半全員白でご新規さんにはちょっと辛いかなーと思いましたが、これは全員のダンスパフォーマンスを一体に調和したものとして見せる意図があったのかと想像してます。
  • 横長巨大ディスプレイと上下するDIALOGUEロゴの組み合わせが良かった。ソロのメンバーカラーを切り替えるのとかはシンプルですが効果的ですよね。あと、席がかなり後方だったので、表情が細かく見えるのはありがたかったです。
  • これに関連して、拳を築き上げた腕を8分割でライブで合わせるのってすごく無いっすか?
    • 古参は「ぼくたちのかくめい!オンライン」を思い出したはず
  • 書いたかもしれないが、ライブならではのオリジナルのつなぎや特殊イントロ・アウトロが素晴らしかった。円盤化早くお願いします。
    • アンコールのMCで誰かが「しばらく見れないからね〜」と言っていて、あ、円盤化前提発言しちゃうんだwと思った

そして終演後、鶴野さんが彼女にしか書けないブログを投稿してくれました。

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やはり、ここは「32人」の通過点のようだ。

「DIALOGUE+ SUMMER LIVE ~Welcome to D+~」に参加しました。

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「DIALOGUE+ SUMMER LIVE ~Welcome to D+~」に昼夜参加しました。

 

  • 60分12曲x2公演。いつも思うけど彼女たちのライブは密度が高くて実時間以上の満足感があって良い。
  • コンセプトからしてシングル曲で楽曲がヘンテコ(褒め言葉)な順に選んでいくだろうなぁとは思っていた。非シングルでインビテーション、D+has comeは予想の範囲内だったけどMahorobaとMUEは完全に予想外。  
  • そして編曲家問題があったあの曲がこのタイミングで復活。はじかくをあの形で救済したのでいつかやるだろうとは思っていたけど今日だったかー。 
    • 編曲だったからなんとかリカバーできたけど作曲だったら絶望的だったろうなぁ。
    • ファンクっぽいアレンジになっていて楽曲自体は自分好みだけど、ゲームを題材にした作品のタイアップっぽさは減ってしまったのがざんねん。まぁ、問題起こす人物が全面的に責任あるわけですが。
  • 特に印象に残ったその1:ぼくおろのライティング。メンバーと機材の影が背景に映り込むのが洒落てた。PVと同じ系統の演出ですね。
  • 特に印象に残ったその2:かすかでたしかの各メンバーの歌唱力。緒方さんの高音が完璧に生きる曲で納得のパフォーマンス。あと宮原さんはソロの情緒がすごい。(「桜が踊って…」のパートで鳥肌立った)
  • 特に印象に残ったところ3:嬉しい時の飛び跳ね方がマンガで見るそれだった鷹村彩花さん
  • 60分と短い中にジャンケン大会でバラエティ風味もつけるなどよく練られた構成。2回で内容が偶然で変わる演出を入れたのはさすがですね。
  • そして告知後新年ライブの題名は2ndシングルオマージュ。「ぼくたちの現在地」シリーズは同時リリースの3rd(あやふわ)のラインだったので、新章という扱いなのかな?
  • AiRBLUEマネージャーだったのでパシフィコ横浜大ホールの舞台上では彼女たちの面影も探してしまいそう。まずは予定確保とチケット当てることですね…
  • やっぱり自分はアイドルではなくて「役者の訓練を受けた歌手が一流作曲家のテクニカルな曲を歌いこなす」のが好きなんだなぁ。再確認。この観点で今のところ彼女たちが唯一無二なので、しばらくログっ子継続となりそうです。

「君たちはどう生きるか」を見てきました(ネタバレ含むレビュー)

君たちはどう生きるか」を見てきました。当然見直しなし、他のレビューも最低限のみ参照したレビューです。物語の構成上順序の記憶が曖昧です。ネタバレを大量に含みます。

 

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宮崎駿スタジオジブリに対する著者の状況

  • スタジオジブリの劇場公開長編は半分以上は見ているはず
  • 最近の数作はテレビでも見ていない

総合的な評価

「慌てて見に行く価値はあった」と思います。

劇場アニメーション映画ですので、まずは何よりも映像体験を評価すると、これは圧巻。シナリオも(表面的)には家族モノの範疇で、その上で各登場人物の心境や葛藤の克服をこのように映像化するんだ!という驚きに溢れていました。

が、スタジオジブリという看板に何を求めるのか?本編外にあるメタファーや参照などをどの程度許容するのか?で評価が分かれると思います。以下各論。

メインストーリー

事前に「ストーリーがわからなかった」という評判をチラホラ見ていたので心配していましたが、大枠はそこまで難しいものではありませんでした。どのレベル・どの箇所で「わからなく」なってしまったのかが個人で大きく別れそうです。

表面的なストーリーの骨子は「母を亡くし、母の妹が後妻となった少年が、新しい家族を受け入れるまでの葛藤」で説明しきって良いと思います。

序盤、主人公が母を火事で亡くす場面、そこから後妻と同居し田舎の小学校に転校するシーンまでで、かなりわかりやすく「新しい環境への適応の難しさ」が描かれていました。新しい母親(登場時に予想できた通り、亡くなった母の姉妹。昭和初期までは若くして妻が亡くなった時、その姉妹と再婚するのは珍しくなかった、とどこかで読んだ記憶があります)や父親がかなり無神経な対応(対面してすぐに妊娠している腹を触らせる、自動車で小学校まで送って成金を見せつける)をするのですが、悪意ではなさそうなところが厄介です。戦争特需の成金の息子、という身分は利発なお子さんなら居心地悪いでしょうし。わかりやすく、そりゃーうまくいかないよ、の連発です。まぁ、小学校で一発で軋轢を生むのは、自宅に引きこもらせる作劇的な理由もあったように思います。

青鷺の、母の死体を見ていないのでは?というのは、母が亡くなったことを受け入れきれていない真人の心情を外から語らせたのでしょう。

そして青鷺の導きで奇妙な塔の内部での冒険が始まるのですが、ここの中盤以降しばらくの場面転換のテンポや説明不足の感じが自分にはちょっと合わず。画面作りは都度都度ハイカロリーですが、物語の動かし方とあっていたかというとそうは感じませんでした。ちょっと眠くなってしまった。あ、婆さんと火を使う船頭の服が一緒だったのはすぐに気づきたかったですね。

ヒミは火を使っているので火の巫女=ヒミコ、ということでしょうか。火事で亡くなった母親な感じがしますね。産屋に入ってナツコと真人は一旦決裂するわけですが、この辺は後妻と連れ子の確執を描いたものとして結構単純な表現だったと思います。そうするとナツコも現状の生活が不安であり、そういった人々が青鷺の唆しによりあの不思議な塔に誘い込まれたことになります。

ヒミはどうなんだい?と思うのですが、描写的には現実が不安というよりは、現実離れした空想に長けていたので塔に誘い込まれたのでしょうか。

ラスボス・大叔父は不安定な積み木を組んでいて、敵かと思っていた鳥の帝国はどうやら共存共栄の関係らしい。大叔父はこの鳥との奇妙な世界のバランスを保つ後継を探していて親族(血が繋がっている方)である真人に白羽の矢を立てた、という流れ。あ、血縁者は全員誘い込まれたのかな?でも青鷺は、やっと選ばれた人間が…のような発言してたし。多分後継者の本命はヒミだったように思えるんですが、なんらかの理由(本人が嫌がった?女性だから?若くして火事で亡くなってしまったから??)で後継では無いようです。

でも大叔父様、どうやらそこまで作り上げた塔に執着があるわけではなく、断られてもしょうがないな、という描写に見えます。最後には真人が新しい家族と仲間を作るんだ!と高らかに宣言し、共存共栄していたはずの鳥の王が積み木をぶった斬って塔が崩壊。みんな元通りになってめでたしめでたし、という塩梅です。真人が新しい生活を受け入れるために、タイムトラベル的に母親の若い(幼い)頃と出会うことが必要だったんですよね(でも実際にはそんなこと無いですよね)という表現。

うん。表ストーリーはそんなに難しくはない、ところまで画面だけからちゃんと読み取れるぞ。

作画とモチーフ

上記ちょっと言及していますが、画面とその動かし方はやはり圧巻でした。アニメーション映画である以上、映像体験は評価と切り離すわけにはいかず、この点では日本アニメの歴史上のある種の到達点を見せてもらったのは間違いないと思います。

モチーフとしては過去作品(昭和初期の田舎、圧倒的存在感の老婆たち、この世と異世界の接続、崩壊する城、荒ぶる海…)の引用をふんだんに含んでおり旧作ファンがより楽しめる作りです。父親の工場が飛行機関連なのも露骨すぎて笑えました。

というより、この作品に出てくるイメージのうち脚本に合う素材を採用してきたのが過去作品だった、のかもしれません。生物の動きの描画もさすがです。鳥は写実的とデフォルメの滑らかな転換が作画上の見せ場だったと思います。

裏ストーリー

で、浮くのが「大叔父と墜落してきたアレはなんだったのか?」です。物語を駆動するための説明不要な仕掛け、と思っても良いのですがそれにしても気になる。

特に気になる点として、作中、かなり違和感のあるセリフとして「13個」という具体的な数値があります。ここで具体的に積み木の個数に言及する必要ってほとんど無いんですよね。

ということで、鑑賞後色々考えてたんですが、どうやら宮崎監督のスタジオジブリでの監督作品数ではなかろうか、という仮説に辿り着きました。

とすると、大叔父=宮崎駿、奇妙な塔はスタジオジブリで、この映画のもう一本の線(裏ストリー)は宮崎駿監督が後継者探しをする(そして失敗した)」という解釈ができそうです。

突如才能が天から降ってきて、それを生かすために多大な犠牲を払って塔=スタジオを設立。世間から消えたようだとか頭がおかしくなったとか言われつつも、鳥たち=スタジオジブリのスタッフと共存共栄で13個の作品を作ってきたが後継者がいない。血縁に白羽(鳥だけにw)の矢を立てたもののどうやらそれも芳しく無い。そして最終的に鳥のボス=スタッフのトップ(=プロデューサー?)が癇癪を起こして塔は崩壊し、鳥たちは塔の外でただの鳥に戻ってしまう…。

君たちはどう生きるか」が、「スタジオジブリ宮崎駿を失ってからどうするの?」という意味になってしまいます。本作は社員向け研修ビデオ作品だった…??

(なんとなくうまく収まったように思える解釈ですが、ここまで露骨なことやるかなぁ?よくわかんないですねー、とお茶を濁しておきます。一個人の解釈です。)

音楽と演技

音楽については正直あまり気を配れていませんでした。画面と物語の解釈に忙しかったので。ただ、繰り返しに聞こえる単調な演出と感じてしまい、音楽の効力はうまく感じられませんでした。

そして過去のジブリ作品でも、個人的に非常に不満に思っている「声優として素人の演技」の悪いところが全面に出てしまいました。真人、ヒミの演技は、絶賛できる画面の凄さや、解釈しがいのある物語の深さを全部吹き飛ばして有り余るほどの棒。これは断言してしまおう。表のストーリー上では後半、亡き母親と新しい母親であるナツコに対するわだかまりを解消していくカタルシスのある真人とヒミのやりとりに感情の機微が乗っていなかったのには苦笑してしまいました。どっちか一人なら味になるけど、両方ともだと味にはならんですよ…

(作画に関わったスタッフは、自分たちが心血込めた映像に載る演技がこれで満足していたのだろうか…)

紅の豚」あたりから、アニメーション声優専業の役者の起用が減ってきたスタジオジブリですが、起用した役者が声優としても技量が十分、役にもあっているのであれば問題は無いです。森山周一郎さんは最高でしたよね。スポンサーや一般へのプロモーションのために有名な(声優専業では無い)俳優を起用しているんだな、商売難しいな、と解釈してきましたが…(今でも「ハウルの動く城」のソフィーは若い女性声優が老婆役を演じる、または複数の俳優を起用するべきだった、と思っています。木村拓哉氏の演技がかなり良かっただけに残念)。

監督がなんらかの理由で専業声優を好ましく思っておらず起用もしない、というのは個人の自由ではありますが、いくらなんでもその道のプロに対する敬意が欠けてはいないだろうか?と思い続けていたのが最後(多分)の作品でもそうでした。

 

色々と書きましたが、世界のアニメーション界で一時代を築いた監督の(多分)最後であろう作品を見れたのは幸運なのだと思います。ちょっとずつ、いろいろなものが過去になっていきますね。自分も歳を取ったものだ。

 

追記:自分が連想したもの

「DIALOGUE+2コンプリート!」に参加しました。

「DIALOGUE+2コンプリート!」に現地参加しました。https://dialogue-music.jp/live/20230617_complete-box/

 

配信はまだ観れてない状態で書いてます。

  • 後方アルファベット列だったけど首振らずに舞台全部を見れて良かった(と思うことにする。チケット手に入っただけラッキーだし)。あと視線の先が自然とドラムだったのもよし。
  • おおそうきたかーというカジュアルな衣装。
  • アルバムライブという事でアルバムの曲順に。あれだけ曲順にもこだわりがあって、そのアルバムを披露するライブだからこういう判断は当然といえば当然だし、予想の範囲内ではあった。
  • 夜にBOXがあるせいかMCはほぼ無し。というかDIALOGUE+のこういったコンセプトライブ(「ぼくたちの現在地」とか)はMC無いですね。いつも音楽の密度が高くて好みです。
  • 印象に残った演出のみメモ。
  • めっちゃオンリーユー 漫画風の映像で歌詞がセリフに。 何とやかんコンテ!
  • やばきゅんシューベルト 舞台上カメラ。メンバーがスマホ自撮りを含めてこの後も何回かあった。「ぼくたちのかくめいオンライン」でメンバーが客席側に降りる演出があったけど、そのセルフオマージュとして「客を舞台上に上げた視点を提供した」という解釈は考えすぎか。
  • interlude 舞台退場までカメラがついて行った後、楽屋内のコント風の映像。やかん頭タオルが個人的ツボw
  • MAHOROBA-Deli 舞台袖からスタート
  • うしみつ コールアンドレスポンスあり 視線の先にさっぴがいることが多くて、関節のくるくる回り方が楽しげでよかった。
  • インタビュー 全員マジ方面に答える中で若干浮く「う」w ゆーな質問項目担当だそうです。
  • わざとらしい台本w「え〜配信切れてないって〜(棒」
  • にゃんぼりー ジャンボリーミッキーを思い出すのは僕だけでしょうか。ここで配信終了。
  • 好きだよ好き ここからはアンコール扱いですかね。山野ホールでこれを聴くと「ぼくたちのかくめいオンライン」を思い出す。
  • はじめてのかくめい2023 そして編曲が変わったはじかく。そうか今日は2ndアルバムのライブなので、1stの曲が入るのは変だし、やっぱり会場リスペクトですよね。
  • 大冒険 やかんセリフ調の「置いてくぜー」は草。まゆゆんとねーねが転んでたっぽいけど大丈夫?

ということで多分セットリストはアルバムのままだろうと想像してその通りだったので、その部分でのストレス無く音楽に集中できたライブでした。

Le☆S☆Ca 1st Live グローイング Day2に参加しました。

https://t7s.jp/live/lesca1stlive/

 

  • LeSCa 1st live 「グローイング」day2に参加しました。
  • day1の配信は見ずに参加(というか予定が詰まってて見る時間が無かった
  • 配信アーカイブ未視聴で書いています。事実誤認があるかもしれません。
  • ライブ感想の前に、何となくここに至る経緯を書いておきたい気分。
  • LeSCa777シスターズとその中の4ユニットの次にデビューした、ナナスタシスターズでは歴史が長いユニット。2ndでのパフォーマンスが今でも印象的です。
  • ですが、メンバー変更や(多分)前総監督の音楽的嗜好でナナスタからの単独はQoPが先に。4年前の5thで披露となった新生LeSCaが新譜のミニアルバムを携えて、ついに単独ライブ開催となりました。Yellowのリリースは2015年。よくがんばってくれました
  • 初期メンバーのパフォーマンスにそれなりに思い入れもあったので、メンバー交代後に発表された「ミツバチ」のメッセージに衝撃を受けましたよね。これは明らかに別れと餞の歌である
  • そして満員の5thライブでのお披露目。メンバー交代に対する支配人の受け取り方はきっと様々で、井上さん飯塚さんは自分達が受け入れられるかどうか、植田さんもこれまで一緒にやってきた仲間がいなくなってしまったことの不安があったように僕からは見えました。それでも素晴らしくステージを作り上げ、最後の「ミツバチ」で会場に居られなかった、行き先が別れてしまった仲間へのエールを高らかに歌い上げてくれました。5thライブのハイライトの一つだったと思います。
  • この後私は飯塚さん経由でDIALOGUE+にハマることになるので、何が何のきっかけになるかは分からないものです。
  • やっとライブの感想に入れます。前振りが長い。
  • 影ナレはファーブ!
  • 三角形のセンターステージ。Cブロック9列目で全体の真ん中くらいの席。遠さはあまり感じず、トロッコは一番近かったのは良かったけど、センターステージは背中が見えてる場面が多くてちょっと残念。5thも前すぎてセンターステージ後ろから見てたので、幕張は席の運が良くない(苦笑)
  • せりあがりステージ、いつも思うけど立ってると怖くないのかなぁ。
  • 箱に入ってステージから退場・入場してるのが見えたのは面白かった。
  • 花や上下動する小型変則ディスプレイ(名前わかんない)、それとモニターに映るビジュアルがオシャレでしたね。ナナシスはこの辺のクリエイティブはいつもいい感じ。
  • 大型モニターに映ってた映像も演者の魅力がぐんと引き出されててよかったですね。
  • セトリは夏レスカ冬レスカソロヒマワリミツバチのあと、En扱いでcrossroad。最後の2曲が決まっているので、衣装と場面を考えるとこれしかないかなぁという感じもある。
  • MCはこの4年、特にこのライブの準備でお互いよく理解できてきたことがわかって嬉しかったです。
  • 植田さんがツッコミポジションだとっ
  • D+では聴けない飯塚さんソロは貴重!やっぱり安定してるし、キャラとしての歌い方になってるのはすごい。D+のあの楽曲で鍛えられてるからなぁ。
  • cross roadの後のMake our soundは予想外だった。777のどれか1曲くらいやるかなと思っていたので。トリのYellowアレンジ違いはスローテンポで長く余韻を楽しめてよかったですね。
  • 最後のMCで井上さんが「この景色をキョーコとして観れている幸せ」といった趣旨の発言をされていました。前任者がいなくなり席が空いたことで掴めた幸運、ということを思うとこの業界の苛烈さであったり、彼女の涙の意味の一端がわかるような気がします。
  • キャラや台本としては明るく可愛くコメディー方向のユニットで、そのパフォーマンスをしっかり楽しみたいと思う一方で、初期メンバーが様々な理由で違う道を歩くことになってしまったことを、私は忘れることは無いと思います。ですから、今のLeSCaには「輝ける一瞬」を精一杯楽しみ、また私たちに成長した姿を見せてほしいと思います。
  • (「輝ける一瞬」は初期ナナシスのコンセプトだったと思うんですが、飯塚さん狙ってたんだろうか?)

DIALOGUE+2023 Zepp Tour Superday-Latitude- 名古屋公演 参加メモ

Latitude 名古屋公演 20230226

 

  • いやー小さめの箱良いですねー。
  • 思ったよりアルバム新曲の披露は少なめ。練習時間の都合ですかね。
    • アルバムツアーがあるってことと都合よく解釈しておくw
  • 緒方さん休んだの3曲(m4-m7)だけかな?客に振り入れしてる途中で「楽しそうだったからー」とぬるっと入ってくる演出は笑ったw。ともあれ8人のパフォーマンスをしっかり見られて満足でした。
  • こいせかはとデネブとスピカ8人ver.は個人的初体験。
    • ワンマン行ってないんですよねー。
  • 今回は鷹村さん中心に観てましたが、「走れ」では歌唱に余裕が出てきたことがよく分かるし、「シャーベットマーメイド」のトリも毎回違う表情で良いですねー。
    • 何より名古屋弁(「なにー!」)のクオリティーが妙に高かったのが好印象!wネイティブ内山が乱入してくる寸劇も最高でした!w
    • ろぐろぐ文系ベイビーズ回でこのネタに触れられてましたが、名古屋弁結構ネイティブな僕には自然に聞こえましたね(笑。あれぐらいのイントネーションで使わないことも無いです…
    • youtu.be

  • 夏の花火→うしみつの流れは夏っぽくてよかった。今真冬だけど。うしみつの手の動きが盆踊りっぽく見えたんだけど速くて何やってるか全然わからんかったw
    • まなつターン!
  • シャーベットマーメイドは題名通り「氷」のイメージで、そこから徐々に興奮の温度を下げていくようなセトリ。かすかでたしか、夕空航路とダンス抜きの歌唱で魅せてきたのはlongitudeにはなかった演出ですね。体力対策もあるかもしれないけど。
  • おもしりはまさかのアコースティックアレンジでの入り。2022年1月のmoon-sideを思い出しますが、あの時は全編テンポを下げたため7分とやや冗長になったことは否めず。これは途中でテンポ戻してくるぞーと思っていたら予想が当たり嬉しい。
  • 客の振り付けはうしみつで終わっていたので、絶景絶好スーパーデイ!!ではレクチャーなし。まぁ、関係なく光る棒振ってましたが。ス、ス、ス、スーパーデイバイデイ!
  • インビテーション→ユニバースの流れは終盤に強力すぎますねー。そして8人デネスピ。個人的にデネスピが現時点のDIALOGUE+楽曲の中で一番好み(展開の複雑さと疾走感とキャッチーさが絶妙に共存できているのがすき)なので、良い燃え尽き方ができました。
  • アンコールのsincere graceは楽曲のポジション(1stアルバムのオープニング)からして正直二度と聞けないのでは?と思っていたので超びっくり。
    • 誰が言ったか美少女回転寿司w
  • そして僕らは素敵だ!まさか!!2022年1月の「僕たちの現在地」で既に一度この曲のストーリーは終わっていたと思っていましたが、まさかのもう1回!さらに最後の「ここが僕たちの現在地です!」は2022年1月もそうだし(歌の前後は違う)、オンライン配信だった「ぼくたちのかくめいオンライン」の終演(曲の後は同じだけど発言が違う)を連想させるセルフオマージュ。
  • アルバムツアーではなく、過去2年の「僕たちの現在地」と同様の位置付けだったのか…いや公式がそう言ってるとは言いましても、アルバムリリース挟んでるからアルバムツアーだと思うじゃないですか…ということでまんまと思い込みすぎをサラリとかわされた格好です。
  • longitudeにあやふわアスタリスクが入っていてlatitudeに無いのは、*に縦棒はあるけど横棒が無いのと関係ありますかね無いですかね。
    • +と*に最初からここまで意味を持たせていたとしたら仕込みが凄すぎる。
    • latitude内ではあやふわは歌わず、「僕らのいる現在地はまだあやふわ」と言わせていないのは最後の宣言に繋がっていて説得力がある。

新曲も発表されましたし3rdアルバム制作中との発言もありましたので、近いうちにアルバムツアーがあることを信じて生き延びようと思います。

 

セットリスト:

  • m0 (出囃子的なやつ)
  • m1 ドラマティックピース!!
  • m2 大冒険をよろしく
  • m3 D+ has come
  • mc1
  • m4 走れ
  • m5 パンケーキいいな
  • m6 夏の花火と君と青
  • m7 うしみつあっパレイド
  • mc2
  • m8 シャーベットマーメイド
  • m9 恋は世界定理と共に
  • m10 おもいでしりとり(アコースティック→通常)
  • m11 かすかでたしか
  • (セリフ)
  • m12 夕空航路
  • バンド紹介
  • m13 絶景絶好スーパーデイ!!
  • m14 ダイアローグ+インビテーション!
  • m15 ぼくらのユニバース
  • m16 デネブとスピカ
  • en
  • mc3 シングル発売発表
  • m17 sincere grace
  • m18 シュガーロケット
  • m19 僕らは素敵だ

*から+へ、決意は新たに。:「絶景絶好スーパーデイ!!」PVが公開されました。

DIALOGUE+2枚目のアルバム「DIALOGUE+2」のリード曲、「絶景絶好スーパーデイ!!」のPVが公開されました。

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これまでになく文字や表情の小ネタが多く、曲と共に高揚感と前途洋々感に溢れるPVとなりました。

 

  • スーツ姿いいっすね。
  • Think aboutではないだろう…というツッコミは野暮なのはわかっておりますw
  • 個人的に最も気に入っているのはブロワー持たされてるさっぴとまなつ。

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  • 後半、ツアータイトルでもある"Longitude","Latitude"が画面に描かれ、交点に大きな白丸が描かれる場面がありますね。「経線と緯線の交点が僕たちの現在地」というのは公式でも何度も言及されており、これはわかりやすいメッセージですね。
  • そうすると覗き穴の丸はダイアローグのメンバーが世界を覗くのぞき窓であり、これは彼女たちが現在地から眺める景色が絶景である、という比喩と理解しました。
  • ステアリングも中央に丸が大きくわかるのも現在地の比喩でしょうか。方向を変えることも進むこともできるけど、メンバーが乗っている乗り物が即ち現在地である、と。
    • 乗り物は金の問題じゃないんだよなー!という意味かな?一瞬まなてぃが某コンテンツの某キャラと被って大富豪ムーブするのかと思ってしまった(苦笑
  • そもそも「僕たちの現在地」は2021年1月のライブイベントのタイトルで、それまでの全曲を歌いまさしく現在地を示すと共に、「あやふわアスタリスク」の歌詞でもありました。
  • 僕らがいる現在地は まだあやふわ

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  • 「あやふわ」な「現在地」がこの時点では「アスタリスク」で表されていました。アスタリスクは*で、3本の直線が交差する図形です。120度ずつ傾いた直線が3本あったとして、それらが一点で重なる保証はありません。肉眼では一点で重なっているように見えても、です。原理的に「あやふやさ」を含む図形であり記号なのです。
  • それに対し緯線、経線のように定義される(直交する)直線2本は原理的に1点で交差し、そこに「あやふわさ」は含まれません。
  • そしてその交点に明確に打たれた現在地としての白丸。私はこれを「DIALOGUE+が自分達のアイデンティティを確立して次のレベルへ登っていくための決意表明」と受け取りました。もう現在地で迷ったりしないぞ、と。
    • 田淵Pが「1は偶然できた名盤」「2は意図的に作りに行った」という趣旨の発言を繰り返していることも念頭に置いています。
  • 「君にとって最大級の希望はこの僕らなのである!」ってすげぇなぁ。この歌詞に恥じないパフォーマンス重ねてるのも含めて凄すぎる。
  • 1stの似たポジションの曲は「透明できれい」だったと思うのですが、あちらでは陰影がある描き方だったのが今作では明るさ純度100%!!という楽曲とPVに仕上げてきました。

Latitudeのライブ楽しみです!!