CUE! 4th party “Forever Friends”を観てきました。

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  • 現地鑑賞できました。伊達にbd完走してないぜ!
  • アーカイブとアフタートーク未視聴、セトリのみ確認しながら書いています。シナリオ順などは記憶違いがあり得ます。
  • 座席はかなり運良く1階20列台ほぼ中央。2nd3rdRL(近所ではD+も(苦笑))通してかなり後方引かされたけど今回で帳消し!w
    • 後方や上階はフォーメーションがきれいでそれはそれで満足なのだけど、やっぱり一度は近くで見たいじゃないですか…パシフィコは大きな会場だったので前方よかったです。
  • 7月の終了告知から3本のリーディングライブと約4ヶ月の時間を経て、見る側としての気持ちの区切りと見る姿勢(ここから長々と書きます)を準備できて臨めたように思います。
  • 普段はセトリ予測しないんですが、今回は終盤に来るべき曲(カレイドスコープ、Road to Forever、Forever Friends、ゆめだより、ミライキャンバス)が数曲明確だったのでそこまでをどうするのかなー、という予想。
  • あと最後の衣装はFFであることも明確だったので、それもどう繋ぐのかなーというのも楽しみ。私服衣装はなさそうかなー。メンバーカラー無いとわかりにくいですし。
  • 控えめなキャストキャラ紹介(文字のみ)と、陽菜を中心とした寸劇からスタート。
    • 今日ここに来るほどのお客ならその程度は予習済みでしょ?という無言のメッセージを感じました。
  • 悠希のカレーは前のライブのネタで、今回も何か特別なイベントの前日譚なのかな?と予想させて途中で裏切る脚本。カレーにお稲荷さんはアプリアニメ両方拾っていて、こういう繋げ方は嬉しいですね。
  • ライブは「はじまり」からスタートして、ナンバリングシングル3曲でつづけて「スタートライン」にたどり着く序盤。
  • 衣装は3rdライブ衣装だったので、これはスタートライン→FFなのかな?(結果的に正解)
  • お、チームの寸劇あるんだ?という驚き。衣装替えの時間かと思いきや寸劇は明らかにRadio is a friendに行こうとしているので若干混乱する。
  • CUTE CUTE CUTEで、これ全員曲削る気無いのか…夜1公演だったのはそのためか…と3時間コースを覚悟する。
  • ドリアピ!One more step!そうか、今日はそういう日なのか!
  • シナリオのタイミングと順序を完全に忘れてるんですが、やはりテーマは「日常」と「未来(進路というとちょっとやぼったくなる)」。AiRBLUEのコチラの世界でのプロジェクトは終わるけど、彼女たち16人はコチラの都合と関係なく明日もそこで生き続けるよ…。最終回のテーマとしては真っ当すぎるくらいストレートで、その直球を豪速球で投げ込んできてくれたのがとてもうれしかったです。
  • 時間がきっちりすすんでいる(RL5th    Wind & Moon後の)世界線でした。関連して「マネージャー」の呼び方が復活していて、どちらかと言うとアプリの世界線に戻ってましたね。
    • 「新人声優の葛藤と苦闘」というネタが限定される状況で世界線を2本引かざるを得なかったのはコンテンツ展開として辛そうに見えてました。
  • 寮から出て行く日が来るのか…顔出しの仕事とアルバイトのリスク…年下からの突き上げを喜ぶべきか恐るべきか…着実に3年間でシナリオを進めてきた故の展開です。コンテンツを延命させたいのであれば終わりなき青春を描けば良いのでしょうけど、それをしないところがCUE!の魅力でしたね。
    • 同時にキャストもCUE!以外の実績があったり、CUE!を足がかりにしたりとこの3年で完全な新人から羽ばたこうとしている時期。TwitterInstagramを見ていても、皆さん確実に仕事が増えています。新人声優の葛藤と苦闘を新人声優に演じさせ、虚実入り混じる展開を主テーマに据えてきたコンテンツとして、このタイミングで区切りをつけるのは必然的であったようにも思えます(この辺がこの4ヶ月間で個人的に気持ちの区切りをつけたところ)。
      • 特に飯塚さんは翌日ナナシスアニバーサリーでしたからね。気持ちの整理がつくのだろうか?と素人は心配になってしまうのですが、それを乗り越えるのが役者という職業なのでしょう。
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    • ひょっとしたらコロナが無くアプリ展開も予想通りの規模で広がり、アニサマをきっかけに大きく羽ばたいていた…というもしもを想像しますが、それであってもTVアニメの質が上がる、ストーリー展開がちょっとゆっくりになる、イベントがもう数回増える、程度だったのかもなぁと想像してます。野島さんを含むプロデュース側の皆様がどういう未来予想図を描いていたのでしょうか。公にされることはないとは思いますが。
  • ただ、これだけいいチームワークで飛び抜けたパフォーマンスを出せるグループが活動を辞めてしまうのは正直残念ではあります…
  • ライブ感想に戻ります。寸劇では自然と笑いが溢れるような切れ味のあるボケツッコミが真剣なシナリオ内で繰り広げられるなど、長くは無いながらも「声優が声優を演じる舞台」としての魅力を最大限に見せてくれました。
    • 細かいところですが、聡里がまほろに「珍しく意見が合いますね?」と言ったくだりは、普段二人がちょっと反りが合わない感じなのが短時間でわかる脚本で面白かったです。こういう相性の良くなさを明確にした描写って、これまでどれくらいありましたっけ(忘れがちなので自信がないw)?
    • チーム内の関係は頻繁に描かれてましたけど聡里とまほろはチーム跨いでる二人ですし。相性なのでどっちが良いとか悪いではなく、プロを目指す若者が16人もそろえば、無理に近づけると軋轢を起こしそうな組み合わせは無い方がおかしいわけで。聡里とまほろは寮生活で人付き合いの距離感をうまく身に付けたのかなー、それも成長ですよねー、と想像してました。
  • 正直中盤はシナリオのテーマをリアルタイムに消化するのと舞台上16人のパフォーマンスを追いかけるのに必死であまり覚えていません。毎回思うが全然目と脳が足りない!ただ、こういうのもライブの醍醐味なので、曲ごとにテーマの強弱も取り揃えられていたのもCUE!の強みでしたね。16人舞台上でフォーメーション移動しながらの曲が3年間で20曲って熱量高すぎでしょう…
  • そしてカレイドスコープから圧巻の終盤。「10年後の君は今何をしてるの?」のメッセージとアプリシナリオが強烈すぎて、これまでのライブではいかにこの曲にエモを集中させるか?という趣もあった曲でした。が、今回は強力セットアッパーとして登場。この曲を世に出しただけでもコンテンツ成功と思えるんですが、今回はこれだけじゃないんですよね…
  • Road to Foreverは披露された時最終回を連想させて界隈がざわつきました。結果的にそうなってしまいましたが、過去全曲のモチーフを全て散りばめてハイテンポで駆け抜けるステージは圧巻でした。カレイドスコープのエモから「どうしてしんみりしてるの?」は作った時にこのセトリを作ろうとしていたに違いない。この曲の披露が1回しかないのは勿体なさすぎる…
  • そうきたらRoadの行き先であるForever Friendsでしょうねぇ。最も披露の回数が多い曲で、ミニライブでの様子がYouTubeで公開されています。この時2回歌ったんですよね。私はミニライブ時はCUE!を知らなかったのでこの動画しか知りませんが、4thまでの会場規模もキャストの成長も凄まじかった。特にリーダースのソロパートは、「キャリアもこれからですよね!」というレベルから美しく安定したものに。「新人」をどこまでと定義するかは諸見解あると思うのですが、一歩は抜け出した姿を見せてくれたのは区切りにふさわしかったと思います。
  • ゆめだよりは3rdで披露されず満を辞して泣かせ曲として登場。内山さんソロパートは万感の思いが思わず溢れ出てしまったようでした。
  • そして未来を描くミライキャンバスで本編完結!とここまで書いていてのじPの裏話ツイートに気づく。ああーそういうことねーー!
  • キャスト名すら名乗りがないのはシナリオ上その必要が無い日常を描いていた、というのはさすが徹底していましたね。演劇の文法だったと思います(普通演劇で役者が役名と芸名を名乗る機会は無い)。あくまでもキャストは演者であり、舞台に現れているのはキャラクターである、という姿勢を貫いてくれたのはこのコンテンツを追いかけていて良かったなぁとしみじみ思う瞬間でした。コンテンツは中断されますが、舞台上ではキャラクターの日常と声優としての決意を前向きに描くことでさわやかな終幕となりました。
    • 舞台は演者の感想を入れる器ではない、ということなんでしょうね。普通のミュージカルや演劇でそれをされてしまっては興醒めです。そうではない文化である声優アイドルユニットコンテンツの現状にカウンターを当てていた…と思うのは考えすぎでしょうか。
    • ただ、「声優がアイドルになっている」という批判に対しては「新人声優がアイドル声優活動をすることになった新人声優を演じている」ことを徹底することで回避していた、と解釈しています。
    • ただこの辺は長所短所あったと思うので、自分が感じたCUE!特徴についてまとめて書きたい欲求があります。活動終了時点でも思っていましたがその時点で書いてしまうと後出しジャンケンになってしまうような気がして。きちんと区切りがついた後でもどう感じているのか、を書くまで熱量が残るのか、本業が暇なのかどうか…
  • ライブに戻ります。ミライキャンバスできれいに閉じたよな…アンコールって?と思っていたらまさかのLUNΛ ω rabbits!アニメから入ってくれたお客さんにも優しい!それにFlowerのRLが中止になった影響もありましたかね?あそこで披露する予定だったのでしょうか。
  • そして大トリFF!ミニライブと同様2回歌ってくれました。本編終わってたのでここはキャストが歌ってくれてたのでしょうか。"Friends"は本編ではキャラ間を、アンコールでは観客に向けていてくれた、と感じています。ここでは演者の自由な動きが見れて嬉しかったです。そしてリボンも拾えて良かったーw
  • とにかくこのライブを32人欠けることなく完走してくれたこと、特にプレッシャーのかかる主演を続けてくれた内山さんに感謝ですね。
    • CUE!までの経歴(声優アイドルユニットとしてデビューするも自然消滅)を見たり、CUE!が決まった時に事務所に呼び出された時に「終わった。私、解雇だ」と覚悟した、というエピソードがあまりにも強烈でした。そんな内山さんが座長を務めるコンテンツが綺麗な区切りを迎えられた。
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      • レーニングの後今ではこれだけのパフォーマンスができていても、何人もが「受かっていなかったら声優を辞めていた」と語っている(パンフでは宮原さん、鶴野さん)のが声優業界の苛烈さを表していますね。
    • 立花さんが陽菜を受けたけど受からずに…というエピソード(アニメ直前動画での発言)もありましたが、内山さんが再挑戦となることなど、これまでの経歴も含めて「陽菜役」だったのかな…と想像しています。ちょっと言い方が難しいのですが、技巧的なタイプではこのコンテンツの主役である「六石陽菜」にはなれなかったのではないかな?というのをずっと思っていました。あと熱意やエモさは確実に持っているけれども、それがすぐには外に見えにくいのも「陽菜」だったと思っています。

  • ちょっと何を書いていて何を書いていないのかがわからなくなってしまいました。一旦ライブの初期衝動的感想としては区切り、アーカイブとキャストアフタートークを観たいと思います。

とんでもなく良いコンテンツと出会えました。サンCUE!