CUE! #10 「この後、空いてますか？」感想

舞花回。

直前PVで印象的だったシーンがやっときました。

舞花は新人としては恵まれた状況ですが、ベテラン陣との仕事の進め方の違いや経験不足に起因する失敗で日々プレッシャーを感じている様子。前半の画面演出（背景との距離が変わって孤立して見える／背景に比べて顔が暗い）もわかりやすかったです。

「硬さの残る演技をわざとやる」というのが具体的にどの程度難しいのかは想像の域を出ないのですが、これは稗田さんの技量の高さが生かされてるのでしょう。

個人的にハッとしたのは、寮で舞花と陽菜が二人きりになるシーンで陽菜が演技を始めたところ。アプリはこの辺りがよくわかったんですが、どの役者さんも大まかにはさまざまな方向の演技をできた上で、最も特徴の出る役を普段はやっているんですよね。CUE!では普段聴けない方向の演技が聴けるのが特徴で、その辺も僕が好きな点です。

焦り重圧で視野が狭くなっていて失敗を重ねてうまくいっていない時に、自分の周りの仲間に気づくことで成長する、というのは定番のストーリーです。が、そういった定番を描くのがある意味このCUE!というコンテンツの骨でもあると思っていて、好きな点です。

周りも新人に成長してもらいたいことがよくわかる描き方なのもいいですね。CUE!って全体的に「品がいい」ので安心して楽しめるのがこれまた好きなところです。

その他組の動向：

鳥組はデビュー後のイベントでハードな毎日。あの曲の披露が近いのかな？
そしてなぜか舞台衣装で登場する月組。ボランティアでしかも凛音の個人営業w
風組はラジオの体で状況のまとめ。美晴のピアノを印象付ける意味もありました。