CUE! 2nd Party「Sing about everything」の感想をアーカイブを眺めながら書きます(2)

CUE! 2nd Party「Sing about everything」の感想続きです。

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アーカイブは8月22日まで購入可能のようです。

zaiko.io

 

感想(1)はこちら。

brmptn.hatenablog.com

Flowerのみ残ったM7「Field of flowers」からM14までは各ユニット曲。各ユニット1曲目は寸劇ののち2ndシングルのカップリングを歌唱(「ぐっばいおぶじぇくしょん」「ハミングバード」「Determination-声の架け橋-」)。寸劇が曲の歌詞に繋がってるのは1st同様ですね。その曲がここで歌唱される必然性のようなものを演出しているのがいいですね。作詞の時点でライブパフォーマンスでの位置付けをどこまで考えられているのかは想像の域を出ませんが…

 

寸劇は各チーム・キャラの色が出てて嬉しかったです。悠希のむくれっぷりがツボでしたw

あとちょっと推しなのが利恵(立花さん)なんですが、中二バージョンと素直バージョン(と便宜上名付ける)で表情、特に目つきがコロコロと変わるのがグッとくるんですよね…

 

あ、あと衣装ですね。Flower以外は2ndシングル衣装で登場。

 

そして各ユニット2曲目へ。

(昼)Flowerもここで「Red or Blue?」で衣装も変えて登場。ディスプレイにはショートアニメの映像も流れていて、そういうゲームだったなぁと思い出す。

昼の曲順を覚えられていないんですが、Birdで「Land"e"scape」が来た時はグレイゼファーの存在をすっかり忘れていたので大層驚きましたw。

そしてユニット曲中1番のお気に入りの「Reach for the World!」が聴けたのが本当にうれしかった…

 

(夜)「Determination-声の架け橋-」の後の繋ぎ方がちょっとアレでしたが、曲が昼と違う!衣装も当然違う!映像も違う!の驚き。「Knocking on My Dream!!」でした。ほのかと舞花のリボンの色が交換されてるのってどこかで言及ありましたっけ?キャラカラーと違っていて、ジャケットの時点でこの色になってるんですよね。

そのあとは「にこにこワクワク最高潮!」(今回は一発で歌えたw)、「MiRAGE! MiRGE!!」(スタンドマイクだったおかげか歌唱が安定していたように聞こえました)の順番で、あれそれじゃぁWindはどうしたの?と思っていたら「キセキなsummer!」でした。昼のアレがあったのに存在を忘れていた…(苦笑。鳥風月組はシングル衣装を2着着たことになりますね。そんなに着替え時間余裕あっただろうか…?

BirdとWindの3rdはどちらも夏イメージの衣装でしたね。(飯塚さんと松田さんの衣装は少々刺激が強目でしたね…w

(打ってて気づいたけどCUE!の楽曲名って!が多いですね。コンテンツ名に入ってるくらいだからしょうがないのかw

 

 Airblue 16人(32人)でフィナーレへ

そしてここで実写のショートムービーが挿入されます。収録前の緊張感が伝わる映像です。登場人物は3番の4人(志穂、あいり、まほろ、凛音)。化粧がナチュラル目なのもリアリティがあって良いです。

まほろが持っている台本では「桐香」と読めそうな名前が書かれていますね。)

 

そしてTVアニメのPVが!


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とりあえず来年まではコンテンツが続くことがわかり安堵…

(PVのわりには作画が気になった、というのが正直な感想ですが…)

 

そして映像で出てきた4人をフィーチャーしたM15「雫の結晶」。ソロパートはそれぞれの歌唱の特徴がわかるのが嬉しい。

衣装はライブキービジュアルのものを若干簡易にしたようなもの。左右でグレート白がくっきり分かれてるのが、ダンスのフォーメーションにメリハリを与えていて良かったです。

M16「カレイドスコープ」は曲もストーリー内での位置付けもcue!内最高峰だと僕が勝手に思っている名曲。振り付けがほとんどなく歌唱に集中できるところと、二人ずつ歌うところでエモみが乗ってくる演者さんがいるのが見どころ。


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M17「白い沿線」。2列になった振り付けは線路かホームがモチーフですかね?

これとM18「最高の魔法」は冬の曲。曲中白い紙吹雪=雪が降ってきた!


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(余談ですが、このPVはストーリーの急展開に見るたびにちょっと笑ってしまいますw)

 

M19「beautiful tomorrow」季節は冬から春へ。紙吹雪は桜色。このシングルの発売(2020年3月)前後に世の中がこんな感じになってしまって、cue!もAirBLUEも見通しが狂ってしまった感が強いです。


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カップリングが「私たちはまだその春を知らない」なのが偶然とはいえ象徴的すぎて…(これ前半で書けば良かった)そんな曲から始まったライブが、希望を歌い上げる曲で終幕に近づきつつあるのは感動的でした。

 

M20「Colorful」季節は春から夏へ。この曲のリリース(2020年8月)は数ヶ月止まっていた時計が動き出したような出来事として強く印象に残っています。曲名通り色取りどりの紙吹雪が舞う演出。


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そしてリーダーズ4人(陽菜、悠希、美晴、利恵)の寸劇で開演時の手紙のエピソードを回収。コンテンツとしての更新は止まっていたものの、AirBLUEはいなくなったわけではないんだ、というメッセージを強く打ち出し、「手紙に書いた名前」という体裁でキャラ名を紹介。

 

M21「ミライキャンバス」


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このライブはこの曲へいかにストーリーをつなげていくのか?といっても過言ではないと思う、現時点のcue!のキーとなる曲。「冬(前回ライブは2020年11月)から季節が巡って夏(今)になり、それまでに色とりどりに描けるほどにそれぞれが成長し、これからも進んでいく」というメッセージを後半の30分できっちり描いてくれました。

PV後半(4分過ぎ)にそれぞれのキャラカラーの色紙が混ざった床に立っている場面が出てきますが、ライブではその前数曲の紙吹雪の演出で作り上げていたのが本当に驚いて感動しました。これ考えるのすごいな…

 

告知とキャスト挨拶(昼公演では鶴野さんが役名を「鶴野」と言ってしまうw あまりに期待を裏切らなすぎて素晴らしいとすら思う)のあと、M22「Forever Friends」。演出上はアンコールの扱いですね。落ちサビ、リーダーズパートで3人の様子を見た理恵がちょっとにやけながら出てきたあとにほっぺぺちんってするところ大好きなんですけど、わかっていただけますかね…

 

最後の挨拶、unpluggedで聴けるのは現地の醍醐味の一つですね。

 

cue!におけるライブパフォーマンス

cue!のこれまで2回のライブでは演者が自己紹介をするのは最後で、開演からずっとそこには役の人物しか存在していないことになっています。寸劇も多く、音楽ライブというよりはミュージカル的なエンタメと見た方が良いと考えています(演劇やミュージカルで演者が途中に自己紹介をすることは原則ない)。 演者が自己紹介をする時点では演劇は終わっており、そのあとはアンコール的な時間です。

 

となるとcue!では、曲が増えたから演者に歌って躍らせるという動機でライブを行うのはちょっと違和感があります。ライブには「その役(ここではAirBLUEの16人)がライブパフォーマンスを行うことが自然である/行うべきであるような状況(脚本)」があった方がより説得力が増します。1stは「AirBLUEが1stライブをするので、その前日談を含めた様子をライブとして提供する」という形式でした。今回はコンテンツとしての空白を活用した(せざるを得なかった)、かつ曲のメッセージを実際の時系列にリンクさせた構成が素晴らしかったと思います。

 

次はリーディングライブですね。たのしみ。

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