「きんいろモザイクThank you!!」を観てきました。

時間が空いたので映画を観てきました。このご時世あまり気を使わなくて良い娯楽として映画はいいですね。

www.kinmosa.com

 

きんモザに対する筆者の状況:

  • 原作は11巻まで読んでいる。12巻の存在は今日知った。
  • アニメも2期まで視聴済み。
  • しかし内容をほとんど覚えていない…

 

 なぜ読んでも観てもいるのに内容を覚えていないのかというと、寝てしまうからなんですよね。

 

原作も序盤のキャラが増えるまではその展開で興味が若干あったのですが、途中からはきらら高校萌え系のテンプレをことごとく踏襲しまくる展開で、1冊読んでもびっくりするくらい何も残らない。アニメも当然テンプレ踏襲で、かつ4コマ原作にありがちな短いエピソードの積み重ねで進むんですよね。テンプレ通りなので数カット飛ばしても何の問題もないし、個人的にあのテンポがとても眠くなるようで、良い睡眠導入として活用していました。

 

これって悪く言っているわけではなくて、それくらい頭を何も使わない平和な時間をもたらしてくれる作品も必要な時期があるんだ、と思っています。平和がいちばん。

 

最新刊を買っていない程度の思い入れなので劇場版の存在もつい最近他の映画の上映情報の検索ついでに知りました。今日は急に時間が空いたのと、舞台挨拶の中継があるとのことでお得感を感じて観にいくこととしました。

 

感想(ネタバレあり)

修学旅行から高校卒業までのエピソード。

修学旅行は背景の作画が良くて京都観光案内になってて、全体通して作画は良かった。けれども劇場版ならでは、という感じもあまりなく、映画館の大画面で見て良かったという体験にはならず。時間も80分も必要だったのかな?劇場でも途中ちょっと寝ちゃったよ!(苦笑

 

進路についても納得いく落とし所になってるかなぁ。日本とイギリスの年度開始時期の違いとか、大学入試の違いとかがしっかり入っていたのは好印象。

数あるきらら系でこの作品がちょっとフックがあったのは、異文化交流・留学がネタになっていて、かつ英検1級保持者がキャストだったって点なんですよね。原作やアニメの進行中そういった部分が薄い感じがした時期もありましたが、完結編でちょっと戻ってきたのは良かったです。

正直留学とか通訳目指すにしては、いくらコメディであってもちょっとなぁ…というキャラクター描写のされ方だったので、「1年語学クラスに通ってから」という現実的な選択肢がオチに用意されていたのは好印象でした。

 

前に書いたエントリです。

brmptn.hatenablog.com

僕自身は、いくら萌え系コンテンツであっても、将来の進路選択の場である高校・大学などを舞台にして卒業エピソードを描くのであれば、進路に対する各キャラの向き合い方は最低限描写してほしいなぁといつも思っています。きんモザはこの辺りがどうなんだろう?と思っていたので、僕の思う最低限は上回ってくれて僕は満足でした。

舞台挨拶

舞台挨拶、とても良かったです。コロナの前にあまり映画館に行っていなかったので、舞台挨拶中継がいつ頃から一般的になったのかは知らないんですが、この習慣続けて欲しいですね。

 

きんモザのイベントに行ったことがないので想像なんですが、キャスト同士長く共演していていい関係なんだなーと感じました。

  • どうやら司会者も共演経験が長いらしく、ネタの振り方の丁寧さと雑さの使い分けがとてもよかった。謎のダンスを披露する役者さん素敵でしたね…w
  • 「威風堂々」が「イギリス第2の国歌」扱いであることを学びました。学びが深い。
  • アリスの実家のモデルになったコッツウォルズの家のオーナーから動画が来ていたみたい。コロナで来日できなかったそうです。ざんねん。
  •  最後の記念撮影も良かったですねー。

原作を読んでいる程度の思い入れでしたが、期間も長くこんなご時世でもあるのでちょっと感慨がありました。