DIALOGUE+学概論 東京公演に参加しました。

今回も午前中に美術館(上野)で足を酷使していくスタイル。まぁこれはどうでもいい。

 

「概論」の名の通り(「概論」は大学の各学部・学科の基本的には1年次で分野の全体を紹介する授業の一般名称でもあります)ダイアローグ5年間の活動のショーケースとなっていると同時に、ただのベスト盤的披露の機会ではなく彼女たちの「現在地」を余すところなく表現してくれた、そんなツアーだったと思います。短くまとめるとヤバいツアーでした。以降いつも通りまとまりなく長くい感想。

  • まずは本ツアーの代名詞となった感もある「史上最大曲数」。2時間で23曲歌ってくれました。2021年の「ダイアローグワン」が約100分20曲で、そこそこ全くの無音区間や映像演出があったりしたので、ここの量がまずすごい。
  • そしてダンスと歌唱のレペルアップのすごさ。アスリート的なダンスのレベルアップがすごくて、それに伴って歌唱がどんどん安定してきているのでしょうか。あれだけ踊ってるのに歌唱で息切れが感じられないってどういうこと…?
    • 客は不完全な振りコピしてるだけでふらふらっすよw
    • 飯塚さん&緒方さんはなんとダンスソロあり!いやそれダンサーさん帯同のアーティストがやるやつですから…
    • 短期間で強度の高いライブをこなしているのが原因でしょうか、東京公演では余裕すら感じるパフォーマンスでした。ヤバい。
  • アスリート的な身体能力の向上や歌唱技術なんかのピークは平均的にはもうちょい先の年齢であるはずなので、これから黄金期と円熟期を迎えてくれると信じています。
    • 新アルバムのジャケ写、(これまでもそうでしたが)成熟した大人が歌唱できちんと魅了しますぜ!という意志を勝手に感じている。

  • ライブは数曲区切りごとに「ダイアローグ学概論そのn」とその概要が宣言され、テーマごとに数曲ずつ披露する構成。たしかにこれは概論だわ、と唸る演出でした。

    • ただ、自分の記憶力が本当にアレなので、区切りがどこで各概論の題名がなんだったか全然覚えていない(苦笑
      • 「〜かわいいと言う」があったかな…
  • 衣装は数式や記号が追加されたデザインに。円錐曲線と有機化合物の化学式らしきものは発見しましたが、それを探すのは時間がもったいなかったので(苦笑)気にしないように。
    • 公式様がいつかどこかで(fcでもいいよ)公開してくれるに違いない…(公式様にとどけ)
    • ライブ後のアップ画像で、運動方程式、E=mc^2、加速度の定義、熱効率の定義(あれカルノーサイクルだったっけ?)、オームの法則、を発見。背面は電子模型や量子力学のいくつかの公式が見切れてました。
    • 衣装のデザイン変更ライブ中に言及してなかったじゃん!w
  • セトリ。
    • 会場のTokyo Dom City Hall、流れてきたポストでダイアローグワンの「新曲やります、ガガピーガガ」の舞台だと気づき、今日のサプライズ枠これあるぞーと予想してたら的中。
    • あと、「ぼくたちのかくめい![再]」の会場でもあったらしく、「かいかいせんげん!」選ばれた理由ってこれ?!と思う、など。
    • あと、予想ちょっとするんですが(当たったはずれたを言いたいわけではないので事前にポストしてませんでしたが)、こんな感じ。
      • パシフィコでやらなかったナンバリングシングル2曲、恋せかとぼくおろ。
      • ぼくらは素敵だ。これは結構確信があって、前に総合Pがパシフィコでこの曲をやらなかった理由を言ってたんですね。確か、「好きだよ、好き」と「ぼくらは素敵だ」の両方をパシフィコでやってしまうとここのライブの意味が強くなりすぎる、みたいな内容だったはずです。
        • 振りがつくとは予想してませんでしたが、曲が始まってからは確かにこの曲だけ振りなしのままでもなぁ、と思いました。
          • ぼくかくオンラインのあの演出の感動は大事に取っておこう…
      • あとは直近2枚のシングルとcw。
        •  イージーハードはこれ単体でも名曲だけど、その後に方向がちょっと似てるユートピア学が来てツアータイトル元ネタになってしまったのでちょいと不憫な気もする。
          • タイアップの時期とライブの回数の都合なので制御できるものではないのはわかっていますけど。
      • それでもまぁ7曲しか埋まってないわけで、これ以上は考えてもどうしようもないなー、と諦め。
    • アンコール撃速なの流石に声出して笑ってしまったw
      • ライブTに着替えるべきなんてルールは無い!長時間アンコールコールするの正直ちょっとダルいんすよね(苦笑。早く出てきてくれるなら大歓迎!!
  • 会場演出
    • ビジョンなし。でもあの大きさの会場ならむしろ無い方がいいんじゃないのかな?というダンスの素晴らしさ。本人たちを見ているだけですでに目と脳みそがあと3セットくらい必要だよ!
  • 自分の楽しみ方
    • アリーナ後方中央だったのでフォーメーションは前後がやや分かりにくく、あと斜め前方は他のお客さんの頭で見えづらいこともあり、視界が抜けているところに来てくれたメンバーをしっかり見る方針でした。距離はそれなりに近く、肉眼でも単眼鏡でも煌めく8人を堪能できました…
  • MC。
    • 「5年前の自分に言いたいこと」の鷹村さん、頑張ってくれた自分を褒めたい、という趣旨の発言が秀逸でしたね。過去の自分に対して今の自分が対峙したと仮定する時、普通はこの先に起こることを教えてあげたい、という展開になるんですが(事実そんな展開でした)、それを受けて、何も未来がわかっていなかったけど努力を決断してくれた過去の自分を褒めたい、という話の膨らませかたはさすがでした。6歳児、頭切れますね。
    • 宮原さん「CUE!じゃないんだ?!」に過剰に歓喜してしまう古参。
    • コロナの自宅待機がちょっと触れられる。そうだよねぇ、彼女たちの活動であの時期は絶対忘れられないよねぇ。
    • 内山さんのエピソード(宮原さんから電話)は過去何回か語られてた気がします(ご新規さんもいるので何回喋ってくれても大丈夫です)。
      • これは限定された書かれた情報しか触れない一般ログっ子である私の妄想的部分が大きいと思うのですが、内山・宮原両氏の共通点は、「作品やユニット公式インタビューで声優を辞めそうな現実的なタイミングがあったと明言している」点だと思っています。
        • 多かれ少なかれ全員そういう場面や時期があってもおかしくないと思うのですが、それを作品公式で語るかどうか、と言うのは個人の性格が出るんじゃないかな、と思うんですよね。
      • 内山さんはCUE!の時の呼び出しを解雇と勘違いしたエピソード(

        https://twitter.com/DIALOGUE_staff/status/1804820443590742476

        )が強烈ですし、長期休業も経験されています。宮原さんは皆様ご存知の通り自身の大学進学と関係して廃業を考えていたことが公式に語られています。
      • こういった気質が業界を生き延びるのにネガティブでないと良いのですが、などあらぬ心配が膨らんでしまいます。
      • まぁ何が言いたかったのかというと、お互い助け合える関係がユニットメンバーで築けているのが素晴らしいよな…ということです。

DIALOGUE+の魅力って、メンバー8人の奇跡的な集結が源泉なんですよね。全員得手不得手があるけれども、不得手が水準を下回っていないし、下回らないような努力を惜しまない性格。お互い助け合うけれども肝心なところの距離感の取り方が絶妙。8人も集まっているのにどの二人でもなんとかなる=派閥ができていない、とか奇跡としか言いようが無いじゃん?オーディションでここまで見抜けるわけがないし。

 

全員誠実で賢いし、運営やPも誠実で賢いんだと思います。それでいてみんな才能があり、それを発揮するための労力を惜しまない。正しく適切な努力で芸能活動のレベルを上げていこう!というのは、特に田淵さんが総合Pになり、スタッフが増えてから顕著になったように見えます。一人のファンとしても正しく適切な努力で良いものを作ってくれる皆様にきちんとお返しをしたいんですよね。

 

「有名音楽プロデューサーの無理難題を克服する女性声優の歌声」というかなーり狭いストライクゾーンを持つ私にとっては、死ぬまでにこれ以上の座組が現れるのだろうか?ないかも!という気分で応援しております。5周年おめでとうございました。まずは6周年、そしてメンバー皆様の軌跡が向く方向へついていく所存です。