CUE! #20 「The Voice」感想

美晴回。

cue-animation.jp

 

アプリでもあった留学エピソード。仲間が留学について聞いてしまう→勝手に長期留学だと思ってヤキモキする→違いましたー、というのはかなり使い古された脚本で、そこでの工夫は感じられなかったです。

音楽系の大学院生、という設定が活かされるのだけど、演奏系で寮の電子ピアノだかエレクトーンはありえないので実は音楽学(歴史とか資料研究とか)なのでは、それはマニアックな…と思っていたらどうやら演奏系でしたー、という、こっちの方がびっくりする展開。アニメの作り話のシナリオですし、音楽=演奏でないとわかりにくいのは十分理解していますが、もうちょっと整合性のある設定にはできなかったのだろうか?というのがちょいと不満(例えば、事務所のレッスンスタジオにはグランドピアノがあってそれを弾きまくってる描写がこの回までに挿入される、とか)。

 

美晴本人は安定している上色々と超越しちゃってるキャラで、尚且つこのエピソードでも勝手に心配して動き回っているのは周りのキャラなんですよね。チームメイトの反応を見て色々と気づく場面はあるにせよ、本人は短期留学に行って帰って来るだけなわけで、その辺でもこの話が物語の動きやカタルシスには乏しかったのかなと思いました。